卍敷四畳半 ― 2010/01/23 20:24

山荘のリビングの一角には畳が敷いてあるのだけれど、それがいいねと言ってくれたひとがいた。
畳は四畳半で、その敷きかたは、中央を半畳にする「卍敷き」になっている。何年も計画を実行に移していないが、掘り炬燵をつくりたいと思い立ったのと、対称性が高いほうが好きなので、最初の敷きかたから自分で敷き変えたのだが、この卍敷き、中央に炉がないのにそうするのは、凶とされることがあるらしい。中央の半畳を裏返してそこで腹を切るのが、切腹の作法のためだという。掘り炬燵じゃないけれど、真ん中に炬燵があるからいいんだけれどね。
卍敷きパターンは、周囲を別の卍敷きの畳の一部とすることで、「増殖四畳半」というような連続模様をつくることができる(図)
このパターンは、近所の角形マンホールの滑り止めでも見たことがある(写真)。長方形が「」というようなLの字をふたつ組み合わせたものになっていることと、正方形が小さいのでわかりにくいが、よく見ると、まさにこのパターンである。
コメント
_ Joker ― 2010/01/24 23:10
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動く壁紙ができるかも。
各長方形の中心で時計回りに回そうとすると……変形が必要かな。
作るかどうかは別として、ちょっと考えてみます。