ピタゴラスカレンダー2010/03/20 15:05

ピタゴラスカレンダー
 カレンダーデザインのその2である。(その1は、これ

 二番目のピタゴラス数が(5,12,13)であり、それに関係する図を描くと、72も現れて、12、13、7という数が揃うことから思いついた。
 13は、1年が13週+(1日or2日)(訂正3/22:13週×4+(1日or2日))であるために、カレンダーにぴったりなのである。(カレンダーというよりも、1年間の週の進みを示す時計として、プログラムを組んでみればよりよいと思うが、その暇はなかった。)

 週の進みをみるピンクの正方形(四隅は三角形に分割してあり、図はそれが点灯している)は、太陽黄経(天空での太陽の位置)にほぼ対応させることができるので、太陽黄経を示す二十四節気の関係を見るのによい。

 なお、72を思いついたきっかけの次の関係は、ちょっときれいだ。

 平方数Sがあった場合、それを開いた数√Sを、√S=a+bとふたつの数の和に分解し、もとの平方数から、分解した数の積を4倍したものを引くと、その値も平方数となる。

 式で書けば、(a+b)2-4ab=a2+b2-2ab=(a-b)2なので、当たり前といえば、当たり前なのだけれど。

コメント

_ 燕(4羽鳥) ― 2010/03/20 21:53

興味深いブログですね・・。拝見していきたいと思います・・・。4羽鳥は何のルールもないのでぜひ4羽鳥と名乗ってください・・・。

_ Joker ― 2010/03/22 00:38

会社のお客さんで13週に一度、定期的に設備を修理するところがあって、13週とはまた中途半端な……と浅はかにも思ったことがありました。12が一年の月の数で、7が一週間の日数で、13×4=52(トランプ一組の枚数)が一年の週の数で。ピタゴラス派の前川さんらしい、素敵なカレンダーですね。

携帯電話から拝見していて、いくら考えても「72」が何のことか分からなかったのですが、ビューワーを変えて分かりました。7の2乗だったのですね。いや、これは144÷2かな、それとも12×6か、あるいは9×8かしら、でもなあ……なあんて、トワイライトゾーンに迷い込んでしまって。

ただ、もう一ヶ所。こちらは間違いだと思います。一年は13週ではありません(笑)。

_ maekawa ― 2010/03/22 12:23

 JOKERさん、13→13×4訂正しておきました。

 東海道がなぜ五十三次なのかに、道程が一年を象徴しているからだ、という説を考えたことがあります。七曜は、本邦に11世紀には伝わっていたとはいえ、生活のリズムとしてまったく一般的でないので、わかりやすいトンデモ説なんだけれど。

 トンデモ説といえば、以前、千羽鶴に関する、こんな説を書いたこともあります。

「千羽鶴は、冬至から春分までの13週に渡って、1日11羽づつ折ることをもって、正式な儀式の作法とする。11という数は、両手で数える事が出来ないため、人間の力を超越したわざを象徴している。(11×7×13=1001)」
「日本最大の折紙用紙メーカー・トーヨーの「千羽鶴用紙」に、フォイル紙を含めて1001枚の紙がパッケージされていることは、その文化的残滓であると言えよう。」
(『古代バビロニアと日本における数秘術の並行的発展』June Maker著 The Snake Oil Journal 2001. 7)
(↑信用しないように)

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
スパム対策:このブログの作者は?(漢字。姓名の間に空白なし)

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://origami.asablo.jp/blog/2010/03/20/4960585/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。