さて寝るかというときに、靴下に穴が開いているのを見て、「穴の開いた紙で、エレガントにきちんと閉じたかたちをつくる」というアイデアが突然降ってきた。明日の朝も早いし寝なければと思いつつ、どうしても気になって、はまってしまった。かなり会心のものができたが、いかん、もう こんな時間だ。
アンチ不切正方形折りですね。あやうく前川さんの靴下の穴のために、もうひとり不眠患者ができるところでした(笑)。ピラミッドとピラミッドの繋がり方がしばらく分からなかったのですが12-8=4。なんとか答えに辿りつきました。感動です。
折ることで追体験をしながら、いつも最後に謎が残ります。創造の神秘。どういう過程を経て作品が生まれるのでしょう。たとえば立方体と八面体で穴を活かせるのはどちらか。八面体かな。三角形をどう配置するか。エトセトラ、エトセトラ。無限の可能性の中から、どう絞り込んでいくのか。どこまでが頭の中で、どこまでが手で、どこまでが目なのだろう。配置は鉛筆でスケッチするのかな。なんて、あれこれ想像してしまいました。
でも、それこそ肝心なのは、核となるアイデアなのですよね、きっと。あとは経験とか技術の問題で、アイデアを殺さずに、どこまで美しく実現できるかみたいな、うーん、違うかなあ。はるか天上界に思いを馳せる私でありました。
数日前に、表裏同等折りをやっていたので、そのことと「穴のあるシートで包む」という発想が結びついたもので、演繹的ではなく、帰納的というのでもなく、いわば、セレンディピタスな道筋です。なお、じつは、同様の構造で、真ん中の正方形の穴がなくてもきれいに組め、それも折り紙的にはきれいです。が、ここで肝心なのは穴というわけです。
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折ることで追体験をしながら、いつも最後に謎が残ります。創造の神秘。どういう過程を経て作品が生まれるのでしょう。たとえば立方体と八面体で穴を活かせるのはどちらか。八面体かな。三角形をどう配置するか。エトセトラ、エトセトラ。無限の可能性の中から、どう絞り込んでいくのか。どこまでが頭の中で、どこまでが手で、どこまでが目なのだろう。配置は鉛筆でスケッチするのかな。なんて、あれこれ想像してしまいました。
でも、それこそ肝心なのは、核となるアイデアなのですよね、きっと。あとは経験とか技術の問題で、アイデアを殺さずに、どこまで美しく実現できるかみたいな、うーん、違うかなあ。はるか天上界に思いを馳せる私でありました。