『迷路館の殺人』の解説を書いた ― 2009/11/07 22:55

午前中に『幾何的な折りアルゴリズム -リンケージ・折り紙・多面体-』 (エリック・D・ドメイン、ジョセフ.オルーク著、上原隆平訳)、午後に『迷路館の殺人<新装改訂版> 』(綾辻行人著)である。
綾辻さんからは、数日前に『Another』もご恵贈いただいた。
で、『迷路館の殺人<新装改訂版> 』は、ちょっとどきどきする。『紙の悪魔』と題した巻末の解説を書いたからである。ミステリファンとして、こんな機会に恵まれた者はそうはいない。本屋さんに並ぶのは来週末ぐらいとのこと。
コメント
_ もじゃ ― 2009/11/08 00:03
_ maekawa ― 2009/11/09 23:32
_ もじゃ ― 2009/11/10 02:21
折り紙も綾辻さんの館も、形が魅力的という共通項は確実にありますし・・・
館の平面図と折り紙の展開図は、どっちも想像力をかきたてて面白いし・・・
(ちなみに暗黒館の平面図などは、見やすいようにコピーして切って一枚の紙に配置し直したぐらいのマニアです)
折り紙を折ってると、謎が解ける快感だらけだし・・・
若干こじつけですが、書いているうちに自分はなるべくして前川さんと綾辻さんのファンになったような気がしてきました。
きっと奥さんの自信はそんなところから来てるんですよ!
「ちゃんといる」って何かへのあてつけなんですかね?
_ Joker ― 2009/11/15 01:59
ミステリは禁欲していて、久々なのですが、
他では味わえないような快感がありました。
迷路の意味には早い段階で気付けたのですが、
自称、駄洒落の研究者として
作中作者の謎に気付けなかったのは不覚(笑)。
フラクタルというか、悪魔の折図を連想するような、
そんな小説でした。
解説も前川さん以外には書けない解説で、
大満足でした。
『本格折り紙』の帯と
『迷路館の殺人<新装改訂版> 』の解説。
なんとなくM.C.エッシャーの
「Drawing Hands」みたいで素敵です。
ご紹介、ありがとうございました。
_ maekawa ― 2009/11/18 18:37
まあ、バーナビー・ロス(エラリイ・クイーン)の『ドルリー・レーン最後の事件』を、『Xの悲劇』『Y..』『Z..』より前に読んでしまうほどの「悲劇」ではありませんが。
個人的な思い出では、『Yの悲劇』を、ヴァン=ダインの『グリーン家殺人事件』の、ほんとうに直後に読んだのは、ちょっと悲劇だったと、昔のことを思い出すわたしでした。
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折り紙と綾辻さんの館シリーズが大好きな者です。
本格折り紙はあのオビにつられて買い、以来前川さんの本の虜になりました。
数学のコラムや数々の小ネタも面白くて、楽しませてもらっています。
迷路館の解説も楽しみにしてます!