5OSMEの発表から2010/07/17 13:26

前川紙
 5OSME(第5回折り紙の科学・数学・教育国際会議)では、ほぼ数学関連のセッションに参加していた。いわゆる公理系(折り紙作図の基本操作)に関するものが多かった。並行セッションなので、工学系、デザイン系、教育系の発表はあまり聴けずに残念。

 写真は、舘知宏さんの「Degenerative Coordinate in 22.5 degrees Grid System」(22.5度の格子系において縮退する座標)での図である。川崎敏和さんのいうところの「前川紙」を扱ったもので、折り目を22.5度の倍数にした場合に、どのようなところに頂点が集まるかを見たものだ。基本的な操作が生み出す複雑性といったところである。基本角度を変えるとどうなるのかに関しても触れらていたが、22.5度は、シンプルな秩序と複雑さの合間にある、かなり「優れた」ものであることを再認識した。

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