紙風船2010/07/11 11:51

紙風船
 選挙に行ったら、紙風船をくれた。ゴムの風船を配っているのを見たことがあるが、今回は、紙風船であった。投票場でものを配っていること自体の不思議さもあるが、まあそれは措く。

 以前『折紙探偵団』に、紙風船に関するエッセイを書いた。『人情紙風船』(山中貞雄監督)から風船爆弾の話まで、資料・話題も集め、茨城の五浦海岸の風船爆弾の放流地まで行ったのだが、書ききれなかった話題が多くなってしまったという記憶がある。

 そのひとつが、凹んだ紙風船をつきあげていると、ふくらんでくるという話だ。これは、『新物理の散歩道』(ロゲルギスト著)の「紙風船の謎を解く」で紹介されている。ゴム風船とは違う紙の剛性が基本になる現象だ。かなり強めにたたいたほうがよくふくらむ。