岡太神社の形代2009/03/06 22:56

形代
 先日の日曜日に王子に行ったのは、紙の博物館で開催中の「紙と神展」(3/8まで)を見るためでもあった。展示資料のなかでまったく初見だったのは、越前(福井県)今立町にある岡太(おかもと)神社の、大祓の形代(かたしろ:人形(ひとかた):写真右)だった。記録に遺る日本への紙の伝播は、推古天皇十八年(610年)であるが、岡太神社はそれより100年前に製紙法を伝えたとされる川上御前という女性を祀る古社である。いわば、紙の神様なので、何年か前に参拝したこともある。しかし、大祓の神事は、六月と十二月の晦日に行われるものなので、このような形代があることは知らなかった。
 この形代がいつごろからあるものなのかは不明で、また、形代のタイプを詳しく調べているわけでもないのだが、珍しいもののように思う。よく見るのは、上(左)にイラストとして描いたものなのだが、岡太神社のものは、「正方形に切り込みを入れて折ること」でつくられているのである。伏見神宝神社の叶雛(かなえびな)や、陰陽道系の人形幣などとも異なる造形である。似たものはあるが、正方形は珍しい。なお、博物館内は撮影禁止だったので、写真はメモしてきたものからつくったレプリカである。色もこんな感じだった。

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