Joseph Wuさんのアトリエ ― 2007/11/17 10:43
写真左は、Wuさんのアトリエで、じっさいにはもっと渾沌としている。小さく見える青い星型は、折り紙でつくった企業のロゴマークである。
そして写真右は、愛息Michaelくん(現在3歳)のよだれかけだ。Michaelくんは、山口さんの名前をすっかり覚えて、「Hello Mr. Yamaguchi」と挨拶をするなどして、とてもかわいい。よだれかけはもう不要になったので、サインをして(Wuさんの手を添えながらだけれど)、わたしの「折鶴コレクション」に加わったのである。
イヌクシュクその2 ― 2007/11/17 10:47
二冊目のNorman Hallendyさんの本は、イヌクシュクに関する最も優れた研究者(「Apirsuqti=好奇心の強い者」というイヌイット名ももっている)による、最も優れたイヌクシュクの本と思われる。日本で買うととても高いみたいだ。なお、INUKSUIT(イヌクスウィト) というのは、イヌクシュクの複数形である。ふたつの場合はまた別で、イヌクスークという。イヌイット語は日本語と違って、名詞の複数形がしっかりあるらしい。文法的には膠着語である日本語とは違い、アイヌ語と同じ抱合語というものに属するようだ。
イヌクシュクには、上記写真(右上)にもあるように、丸石神を彷彿とさせるものもあり、鳥居とそっくりなものもある。
写真下は、イングリッシュベイビーチのイヌクシュクの近くで見つけたミニ・イヌクシュクというか積石である。積石という習俗は汎世界的なものだが、本邦では、洞窟葬の死霊の封鎖や賽の河原のように、他界との境界を強く思い起こさせるものが多い。五輪塔などにも引き継がれたとされ(五来重氏の説など)、「ひとえ積んでは父のため…」という和讃(仏徳賛美の歌)もあって、どうも哀感に満ちているが、バンクーバーのそれは、違う雰囲気である。
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