『本格折り紙√2』 誤植2 ― 2010/12/01 21:55
誤:ジャコーモ・P. マラルディ
正:ジャコーモ・F. マラルディ
マラルディは、イタリア出身でフランスで活躍したひとなので、ジャコーモ・フィリッポ・マラルディ(Giacomo Filippo Maraldi)と、ジャック・フィリップ・マラルディ(Jacques Philippe Maraldi)のふたつの名がありますが、ジャコーモの場合はF.が、ジャックの場合は、P.が正しいことになります。
85ページ 13図キャプション
誤:半分のサイズ(A6)で67ページの「充填八面体」をつくります。
正:半分のサイズ(A6)で64ページの「充填八面体」をつくります。
『本格折り紙√2』図のミス ― 2010/11/21 21:36

赤い線で示したもの
誤:破線(谷折り)
正:鎖線(山折り)
『本格折り紙√2』誤植 ― 2010/03/04 21:47

17ページ
「B判」説明
上図のように、√記号のかかる長さが短かすぎる。ということです。
ラジオ出演 ― 2010/03/04 21:45

お笑いコンビのロザンさんによる、学生向けの教養番組で、内容は、拙著『本格折り紙√2』の話題を中心に、「身近な数字√2について楽しく学びたい」というもの。20分ぐらいだったが、あっという間で、「行って、録って、すぐ戻る」みたいな感じだった。
菅さんのボケが、わたしには「難しくて」、つっこめなかった。
写真は、台本にしてもらった、アナウンサーの加藤シルビアさん、ロザンの菅広文さん、宇治原史規さんのサイン。
√2の日と中島敦のロック ― 2010/01/05 23:04

何者か 我に命じぬ 割り切れぬ 數を無限に 割りつづけよと(中島敦『夢』から)
もうすこし前に気がつけばよかったのだけれど、昨日、就寝時に上の歌を読んで、割り切れぬ→無理数→√2→1.4...ということで、思いついた。そう、3月14日が円周率の日ということらしいので、1月4日を√2の日にしよう、と。より細かく、1月4日14時21分35..秒が、√2の時でもよい。10進法と60進法が混ざるのは変だけれど。
√2と言えば、わたしは、2ヶ月ほど前に『本格折紙√2』という本を上梓した。その表紙と裏表紙の背景には、√2の小数展開の数列が配されている。表紙は、帯をはずすと数列が途中で切れてしまっているのだが、これらの数字は、言うまでもなく、どこまでもどこまでも続くものである。上に、表紙のデータより、さらに桁数を増やしたものを示す。
さて。ここに示したような数値を得るためには、特別な工夫、特別な計算法が必要である。計算機でよく使われる倍精度実数の有効桁数が、せいぜい15桁ぐらいだからだ。このデータをつくるためにプログラムを組んだのだが、上の歌「何者か 我に命じぬ…」-これ自体は循環小数のことのようだが-を、プログラムのつぶやきと考えたら、プログラムがいじらしくなった。なお、プログラマがプログラムを擬人化するのはよくあることだ。
(その後、LongHandという、有効桁数を指定できるとてもよくできた計算機ソフトウェアがあることも見つけ、わざわざ自分で組む必要もなかったことも判った)
そして、中島敦の歌というのが、じつに面白いことも、発見したのだった。たとえば、
眼瞑(と)づれば 氷の上を 風が吹く 我は石となりて 轉(まろ)びて行くを(中島敦『石とならまほしき夜の歌』から)
って、ボブ・ディランじゃん! Blowin' in the windで、 Like a rolling stone だぞ。
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