東京文化会館小ホールの蛇腹2012/02/02 21:59

東京文化会館小ホール
上野の東京文化会館(前川國男設計…親戚じゃないよ)の小ホールに巨大な蛇腹があることを、切手のデザインで知った。このホール、いままで訪れたことがなかった。

なぜ蛇腹なのかを考えた。音の反射を図化(テキトーだけれど)してみると、図の蛇腹の赤い部分だけが反響に使われているようであった。青い部分は使われていないのである。つまり、このかたち自体に音響効果の意味はあまりないらしいのである。なぜ蛇腹なのかというと、要するに、大きな反響板を力学的に支えるため(と、収納のため:2/3追記)だろう。

音楽ホールと蛇腹といえば、前川國男氏の師匠筋にあたるアントニン・レーモンド氏設計の群馬音楽センターが、蛇腹のかたまりのような建築で、折り紙者の琴線を強く鳴らす。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
スパム対策:このブログの作者は?(漢字。姓名の間に空白なし)

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://origami.asablo.jp/blog/2012/02/02/6316875/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。