丸石神その302011/01/25 21:22

山梨県立博物館の丸石神
 先週末、山梨県立博物館の企画展・「甲府道祖神祭り」を観てきた。幕絵と呼ばれる、陣幕のような幕に描かれた絵(歌川広重筆)の展示を主としたものである。
 道祖神そのものを扱った展示ではなかったが、初めて見る資料など、いくつか新しい知識を得た。

 ひとつは、明治五年の、門松、削りかけ、節分の鬼やらい、道祖神祭りを禁止する布告が、以前ここに書いた藤村紫朗氏ではなく、土肥実匡氏の署名によるものだったことである。藤村紫朗氏が県令(権令)になったのは明治六年だった。
 美術財産であったこれらの幕絵は、数点を除き、この布告などにより、廃棄されたというから、もったいない。
 山梨県立博物館の観覧は3回目だったが、敷地内に丸石神があることを今回初めて知った。写真がそれで、昭和はじめにつくられた「本物」を「遷座」したものだそうだ。ミュージアムショップでは、道祖神祭りの絵葉書とクリアフォルダーを買った。

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