24パズル ― 2010/12/01 21:56

色によって鏡像を区別するようにと依頼したので、ブラウンと白い木材を貼り合わせたピースになっている。じっさいに手にして楽しんでみると、適度に難しく、なかなかよい。なにより、工芸品としてきれいで、チェッカー組み(写真左上)など、裏表を生かした組みかたもよい。
パズルの題名は「24パズル」というシンプルなものに変更した。八角形と十字が太陽と星に見える(写真右上)のも、24という「一日」を連想させる数にぴったりだ。また、前にも書いたが、十字は、「折り鶴の基本形」でもある。「おりがみ(正方形)」もある。他のピースにも、「銀杏」「繭」「R」「キリル文字」「猪」「俵」などの愛称をつけた。単純なかたちをなにかに見立てしまうのは、折紙者の性だ。
正方形を基本にした凸凹を網羅するという単純な原理なのだが、調べた限りでは前例はなかった。似ていると思ったのは20年ぐらい前(?)にあった「プラパズル No. 0」だが、じっさいはかなり異なる。
デザインとして、図(右下)のように円弧のものも考えた。それなりに美しいのだが、とがった部分が鋭すぎ、見た目のパーツの大きさの違いも目立ち、手作りでは、工作の難しさも予想される。
24=5×5-1なので、一こま欠けた5×5の正方形にも組めるが、真ん中を正方形の穴にすることはできない。
欲しいひとは、工房くんぺい舎(この記事参照)が受注生産するとのこと。
コメント
_ kawacho ― 2010/12/05 21:28
_ maekawa ― 2010/12/06 12:23
_ nishikawa ― 2010/12/24 00:54
ようやく、幾つか出来ましたが、ぜんぜん出来なかったり、解の周辺に連続的に幾つかのパターンが有ったり、そのままでは市松にならなかったり、
楽しいパズルです。
_ maekawa ― 2010/12/24 12:29
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市松模様になる解だけでも数万パターン出てきてしまいました。
もしかしたら線対称・点対称パーツを複数回カウントしているのかもしれません。
お手上げ状態です。。。