道祖神祭りその5−山梨県甲州市大和町 ― 2008/01/15 22:42
◇場所:山梨県甲州市大和町田部と初鹿野
◇道祖神のタイプ:初鹿野・古部のものは自然石の丸石。田部と甲斐大和駅近くの道祖神本体は未確認。
◇「飾り」:田部(写真左上):武田勝頼終焉の地の近く。高さ7・8mのヤナギ型で、周囲に張ったひもにオコンブクロが下がる。
◇「飾り」:初鹿野(集落名? 甲斐大和駅近く)(写真左下):高さ5mほどの三角形。オコンブクロが下がる。
◇「飾り」:初鹿野・古部(写真右):高さ7・8mの三角形で、円形の扇が四方向に突き出している。オコンブクロはない。紙がバタバタと風になびいて、チベットのルンタ(峠や屋根の上に掲げる多数の旗)のようだった(見たことないけれど)。大きく開けた土地である甲府盆地や八ヶ岳南麓と異なり、坂また坂の急峻な土地の景色が、チベットのルンタを連想させたのかもしれない。
短冊は五色で、「奉納 道祖神 猿田彦命」と書かれている。猿田彦命は、記紀において道開きとして現れる神で、サルの音から庚申信仰とも習合し、道祖神と関係が深い。
都留市のバケツや春日居町のチリトリと同様、謎の飾りもあった。タワシである。道祖神場には藁でつくった小屋もあり、中には幣束が並んでいた。
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