誤植32008/02/01 12:51

著者略歴(159ページ)
1986年 国際交流基金ブラジル派遣 →1989年 国際交流基金ブラジル派遣


第三回折紙の科学国際会議運営委員→第二回折紙の科学国際会議運営委員

『折紙散歩』の脇道08.012008/02/01 12:52

いすみ市と松戸市
 先日発行された『折紙探偵団』107号掲載のエッセイ・『折紙散歩・右往左往』第5回『紙なき里の折り紙』に掲載できなかった関連写真を紹介する。いすみ市のラーメン店・「おり鶴」の看板と、松戸市紙敷の電信柱である。見ての通り、「おり鶴」には「夜の部」(!?)もある。松戸市の紙敷(カミシキ)は、平将門の上屋敷(カミヤシキ)から来たという伝承もあるらしいが、それよりも、『折紙散歩…』にも書いたように、紙漉きが転訛したとするほうがありそうだ。現在和紙の産地のない千葉県にあって、かつて紙漉きが行われていた名残ではなかろうか、ということである。同じ集落名は、大多喜町にもある。

紙の盃2008/02/05 00:48

紙の杯
 日曜日、雪降りしきる中を、千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館に、「幻の博物館の「紙」日本実業史博物館旧蔵コレクション展」を観にいった。いくつかの折り紙関連の展示(内山光弘さんの「高砂」など)があったが、伊勢辰コレクション(?)の、「紙の盃」なるものが、初見で面白かった。円形の紙をふたつ折りにして、小さく中割りし、漆塗りしたただけのものである。(写真はそのかたちを真似たもの) 携帯用の杯で、じっさいに使われていたのか、どのような状況で使ったのかはわからないが、「まあ一杯」と言われたときに、懐からこれを出せば、「さすがは折り紙のひと」と感心されるだろうなあ、なんてことを考えた。

スライドタブ2008/02/05 00:50

スライドタブ
 Chris K. PalmerさんとTJ McleishさんによるSlide Tabのモデルを入手したので、組んでみた。じつにきれいに組める。11枚組というところにも、おおっと思ったり。

「巴箱」(ともえばこ)2008/02/05 00:52

巴箱
 1対√2(白銀比)の規格化された紙2枚で組む。√2-1>√2/4という関係があり、しかもこの式の両辺の値がけっこう近いので、きっちりしたかたちになる、という理屈になっている。厚手の紙でつくると実用性もある。
 開けるのは簡単だが、安定したかたちに組むのには、ちょっとしたパズルの要素もある。
 数日前、外出中にふと思いつき、暗算して、これはうまくいくぞ、家に帰ったらやってみようと胸に刻んだつもりだったのだが、帰ったら忘れており、昨日、なにかの拍子に「ああ、そうだ」と思い出してつくったらばっちりだった、というものである。「ふと」とか「何かの拍子」がなんだったのかも、ケーススタディーとして自己分析したいのだが、これまた思い出せないのであった。

網の結び目2008/02/09 18:51

網の結び目
 工事中の駅にあった網を見ていて(そんなものをじっと見ているのは、われながら変だが、まあそれはおいて)、上の紐と下の紐が対称ではないことに気がついた。写真の右上のようになっているのである。金網はジグザクのかたちを引っ掛ければよいが、紐で網をつくる場合は、結び目をつくらなけばいけない。問題はその結び方である。下のふたつのように対称にしたほうが「美しい」と思うのだが、なぜそれとは違う結び方なのだろうか。
 まず考えられるのは、この結び方のほうが、これをつくる機械の機構が簡単なのではないかということである。結び方から機構を推測しようと思ったが、頭がこんがらがった。
 もうひとつ、対称性が高いほうが結び目がずれやすいという可能性もある。