折鶴四面体 ― 2011/12/05 22:08

それぞれの発表も興味深かったが、「移動する折り目」のひとつである『多面体を提灯風に折りたたむ』という発表をされた奈良知惠さんが、発表のマクラに使った話が、個人的にもうれしかった。
日本折紙学会のページの背景に、折鶴の敷き詰め模様が使われているが、これは、わたしのデザインである。奈良さんは、このデザインのようなp2対称の模様が四面体化できることを使って、じっさいにこの折鶴模様を四面体化したものを持ってこられたのである。
これは、鳴川肇さんによる、画期的な世界地図・オーサグラフの原理と同じものだ。なお、四面体を切り開いたかたちが平面充填形になることは「秋山の四面体タイル化定理」と呼ばれるようだ。伏見康治・満枝著『折り紙の幾何学』の冒頭にも、同様の話 - 四面体スタンプを転がすと繰り返し模様ができる- がある。
…ということを書いて、いままさにアップロードしようとしたとき、同会に参加していた三谷純さんからも、これに関する記事を書きましたというメールがあった。彼のものは鶴が二羽のパターンになっている。なるほど。
イタリア折り紙協会コンベンション ― 2011/12/14 21:53



イタリアで見つけたものなど ― 2011/12/20 12:56





ブロッコロ・ロマネスコ ― 2011/12/21 23:20

神あまたやどれる細部のかたまりのブロッコリーを塩ゆでにする『鈴を産むひばり』(光森裕樹著)より
フラクタル図形の見本のような野菜、ブロッコロ・ロマネスコを食べた。何度か見たことはあったが、食べたのは初めてだ。
ロマネスコ(ローマ風)という名前のようにイタリア原産らしいのだが、イタリアで食べたのではなく、先日、銀座熊本館で見つけた熊本産である。
折鶴による球面 ― 2011/12/24 19:53

折鶴による球面である。左下はピンポン球に着色したものだが、右下は、木を削り出してレリーフ状にしてある。日本折紙学会の壁紙の元になったパターン(左上)や、このブログのタイトルとは、また違ったパターン(右上)が基本になっていて、図の青い格子を使って正八面体化して球面に投影したものが左下の球、赤い格子を使ったものが右下の球である。
ティーバッグのトナカイ ― 2011/12/24 19:56

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