C.D.O.(イタリア折り紙協会)のコンベンションに参加してきた。ヴェトナム出身のアメリカ人・Gian Dinhさん、フランスのPaul Hassenforder さんとともに、ゲスト作家として招待されたのである。
金曜夜にあった紙の衣装のファッションショーは、この分野の第一人者のひとり・Hassenforderさんや、メキシコで折り紙衣装をつくっているLeticia Cruz Santosさんの参加もあって、見応えがあった。宴会芸的なものもあるけれど、ほとんどが本気のもので、ファッションの町として有名なミラノに近い会場での会に相応しかった。モデルは、みんな普通(?)の折り紙愛好家だけれど、スタイルがいい。
土曜夜は、なんと早朝4時まで続いたゲームがあった。わたしは途中で脱落した。イタリア語がわからないと冗談もわからないし…。ネタのひとつに、「折り紙のペンギンの中に尼僧が混ざっていて、これを区別する」みたいな話があった。写真はそれに関連する展示である。拡大部分のように、さまざまな作家のペンギンの中に尼僧がいる。写真の人物は、失言の多い政治家(ベルルスコーニではない)とのこと。
最後の写真は、会の最後の日の朝、ふと思いついてできた、イタリアの三色旗でつくった薔薇である。用紙は、プリンタでプリントしたものである。
コンテストもあり、テーマは「OrigA4mi」つまり、A4用紙からの作品だった。『本格折り紙√2』という本を出版している者として、思いついて不思議はないのに思いつかなかった作品もあって、刺激をうけた。
ほかにも盛りだくさんの会で、報告は『折紙探偵団マガジン』にも書く予定である。
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