道祖神祭りその2−北杜市明野町下神取2008/01/15 22:24

道祖神祭り−北杜市明野町下神取
◇月日:2008年1月14日
◇場所:山梨県北杜市明野町下神取
◇道祖神のタイプ:石祠。石祠の中に丸石もある。(写真右下)
◇「飾り」:高さ7・8mの柳状の竹。下神取の二組と四組の集落にそれぞれ立っている。オヤナギサンと称する。
 甲斐駒ケ岳と八ヶ岳を望む、のどかな田園風景に似合っている。二組のものは前日の強い風で枝が偏っていたが、四組のものは、放射状の曲線が美しかった。(懸垂線という言葉を書きかけたけれど、弾性によるものなので、懸垂線とは違う…はず)
 通りかかった地元のおばあさんに聞いたところでは、13日につくって19日まで立てておき、その後、枝を家々に分けるということだった。枝の数は22。家の戸数だろうか。
 枝の末端には人形がつけられている。ハイボコさん(ククリザル、ホウコ、サルボボなどと称されるものと同形の赤ちゃんの人形)が伝統的なもので、四組のものはすべてがそれだったが、二組のものは、テディーベアなどもあった。ハイボコさんは、子孫繁栄の象徴だろう。
 二組の道祖神に供えられたまゆ玉(餅を枝にさしたもの)のなかに、十五個まとめた変わったものがあった。1+2+3+4+5=15の「パスカルの三角形」である。全体のかたちは箕(み)を思わせる。

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