フィボナッチタワー ― 2007/12/16 00:41

借地のため、たぶん今年いっぱいという日詰さんのホシボックリ・カフェと、最近関心を持っている自分の生活圏にある歴史的遺物のことなどから、土地の所有について様々考えた。所有とは、環境とは、みたいなことも含めた、ぐねぐねと思弁的な話なので、このブログの話題にはそぐわないが、妙に笑える「事実」だけメモしておく。
日本の法規では、鉱業法、温泉法、大深度地下法、建築基準法、航空法などの利用制限はあるが、土地の所有に関して、深さと上空の高さに規定はないという。つまり、土地を所有するということは、地殻の中心まで錐体に切り取った地球と、限りなく広がる上空の宇宙(刻一刻と変わる)を所有したということになるのである。法律というのは往々にしてそうしたものだが、これはある種の冗談としか思えない。
第3回折り紙の科学・数学・教育 研究集会 ― 2007/12/16 22:26

写真左は、折りたたんだときにかたちが長方形になる「四角いミウラ折り」を説明する三浦公亮先生。右は、この日の第一講演者だった上原隆平さんと、コンピュータサイエンス関連の学会に参加することもあって来日中だったErik DemaineさんとStefan Langermanさん。 彼らの前にあるのは、舘知宏さんの「Stanford Bunny」(CG業界では有名なうさぎのかたち)。今回発表のあった舘さん開発の三次元折紙設計ツール・"Origamizer"を使って製作した、3Dの多面体である。切り込みなしで襞をよせるだけでできている。
発表はどれも内容が濃く、バラエティーもあって、進行していても楽しかった。
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