丸石神その10 ― 2007/12/06 22:15
左上:北杜市須玉町若神子。屋根に破風まである立派な石祠の前の丸石。
右上:北杜市須玉町下津金御所。これまた立派な石祠わきの、珍しいダルマ状の丸石。1996年に道路拡張工事にともなって現在地に移転したということで、それ以前からこういうかたちだったのかは不明。
左下:北杜市須玉町小倉。かなり大きな丸石。手前にあるのは破損した灯籠のようだが、丸石が上に乗っていたことを想像すると、造形的にはかなり「くる」。
右下:北杜市明野町上手。素朴な石祠の脇に並ぶ丸石。石祠は、柱が欠損しているため、よけいにシンプルになっているが、それもまたよい。
旧須玉町は、丸石神が続々と見つかる道祖神散歩の桃源郷である。いずれ、ゆっくり見てまわりたい。そもそもにしてスタマという町名がそれらしい。60年前の4村合併時に須玉川からとられたものだそうだが、合併した村のひとつは多麻村である。ちなみに、チミモーリョーの「魑魅」は、スダマとも読み、「山林・木石の精気から生じるという怪物」(新辞林)の意である。
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