三枚組の立方体 ― 2018/06/02 11:40
先日の講習で、三枚組の正八面体を扱ったことから、立方体の三枚組の創作にわかに執心して、いろいろつくってみた。やってみると、その構造が、面に「絵」を描くのに向いていたのである。
写真は、ひとつを除き、正方形８等分の蛇腹によるものである。ここに示した「ボロミアンリング構造」だ。４対１の長方形で、しっかり立方体が組めるかたちである。これを用いれば、組んだときに模様ができるのではなく、モジュールごとに模様をつくることができるので、絵を描きやすいのだ。
ただ、無理に絵を描くと、置いときにふわふわするもののになり、エレガントさもなくなるので、塩梅が難しい。トランプのスーツ（ハートの裏はダイヤ、残り２面は模様なし）は、考えているときは面白かったのだが、やや無理やりな感じになった。矢印や「折図」の拡大記号、細い三角形などのほうが完成度が高い。
なお、感嘆符のものは、命名「ビックリ箱」、四分音符は「ミュージックボックス」である。熨斗や御幣の模様の「お祓い箱」というネタも考えた。
コメント
_ 堤 政継 ― 2018/06/23 07:49
沢山のバリエーション、折ってみたくなりました。方つむりも面白そうです。
_ maekawa ― 2018/06/23 11:54
どこか（講習会、図の発表）などで紹介したいと思っています。
_ 長谷川 浩 ― 2018/07/08 19:33
こんにちは。大変興味深いデザインですね。
面白いです。
すみません、揚げ足取りのようで恐縮ですが、「ミュージックボックス」のデザインは四分音符ではなくて八文音符ではないでしょうか？
面白いです。
すみません、揚げ足取りのようで恐縮ですが、「ミュージックボックス」のデザインは四分音符ではなくて八文音符ではないでしょうか？
_ maekawa ― 2018/07/10 09:18
長谷川さん、たしかに。八分音符でした。
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