折り紙作品(固定記事:最新記事はこの下)2038/01/18 18:51

自分で折った作品の写真数点を、冒頭に載せておくことにしました。

Devil&Pyramid
Devil & Pyramid
悪魔(設計:1978 正方形)、ピラミッド(設計:1993 正方形)

Peacock
Peacock
孔雀(設計:1993 正方形)

Beetle
カブトムシ(設計:1994 正方形)

Turkey
七面鳥(設計:2005 正方形)

Sections of the Cubes
立方体の断面(設計:2000 特殊用紙形)

第10回折紙探偵団九州コンベンションほか2021/05/10 19:40

◆第10回折紙探偵団九州コンベンション
5/15(土)-16(日)は、第10回折紙探偵団九州コンベンション。
参加申し込みはこちら。http://q-syu.squares.net/blog.cgi 
申し込みは5/13(木)深夜まで。

当初、佐賀大学の会場とオンラインを結ぶハイブリッド形式で構想されていたのが、感染症の蔓延状況により完全オンラインとなった。オンラインなので、九州コンベンションの意味はなんぞということだが、佐賀在住の川村みゆきさんがチェアでスタッフが九州のひとが中心なので、たしかに九州コンベンションなのである。

わたしの講習作品は「ブルドッグ」。たぶん時間に余裕があるので、関連作品も用意した。

◆すべりやすい
バナナ「WET FLOOR」
1ヶ月ほど前に某所で見た「すべりやすい」の標識が面白かった。検索すると、けっこう普及しているものらしい。「WET FLOOR」 より、せっかくバナナなので「SLIPPERY」(すべりやすい)のほうがよいのに。(なお、写真のものは、「CAUTION」のCの文字が欠けている)

◆ミミズク
ミミズク
近作から「ミミズク」。小松英夫さんのミミズクへのオマージュ的なモデルで、ぐらい折りゼロと立体化の構造がうまくできた。

◆「脅威に関する情報を伝えると、伝えた人がより有能であると見なされる」
最近読んだ『人は簡単には騙されない』(ヒューゴ・メルシエ著、高橋洋訳)は、ひとは簡単に騙されるという人口に膾炙された話を、いやいや、ひとは案外と騙されにくく、それは、ひとが「開かれた警戒メカニズム」(有益なメッセージを受け入れ、有害なものは捨てる認識のメカニズム)を持っているからだと述べる、認知科学の本である。

ただ、同書中に示される例には、ひとは簡単に騙されないが前例踏襲的であるという話も多い。開かれていないじゃないか…と。そもそも開放性と警戒性は相反するので、「開かれた警戒メカニズム」という概念自体が撞着的だ。そのような機構があるとしても、微妙な均衡に基づいていると考えるほかはなく、知りたいのはその均衡の力学の詳細だが、その部分はもやもやしている。同書には、ひとが騙されるケースに関する記述も多くあって、むしろそれが興味深かった。下の引用もそうした一例である。

(認知科学者の)パスカル・ボイヤーと心理学者のノラ・パレンは一連の実験を行って、脅威に関する情報を伝えると、他のタイプの情報を伝えた場合と比べ、伝えた人がより有能であると見なされることを示した。

時事的だ。

◆ゲルフォントの定数
二酸化炭素排出の削減で、「おぼろげながら浮かんできたんです。46という数字が」という小泉環境大臣の意味不明な発言に「ラマヌジャン的なお告げ」か!」という指摘があったらしい。e^πという、ラマヌジャンが好きそうなふたつの超越数からなる超越数(であることは証明できる)があり、ゲルフォントの定数と呼ばれるその値は、46のほぼ半分の23.140...なので、「浮かんできたんです。46.281385...という数字が」と言ったのなら感心したけれど。

◆Covid ergo sum
「Covid ergo sum」(新型コロナウイルス感染症、ゆえに我あり)というダジャレを思いつき、不謹慎ながらも味わい深いと、ひとり悦にいっていたのだが、同名の書籍が既にでているのを発見した。イタリア語の本で、しかも二種あり、パンデミック化におけるジョーク集と、看護師のドキュメントのようである。
なお、前にもこのブログに書いたが、ラテン語の「Cogito ergo sum」は、デカルトのオリジナルではないという。

『生きる水』など2021/04/13 20:24

◆『生きる水』
『生きる水』
詩人の高塚かず子さんと版画家の鳥海太郎さん(布施知子さんの伴侶)による詩画集『生きる水』が刊行された。

『生きる水』は1994年にH氏賞(いわゆる詩壇の芥川賞)を受賞した詩集で、それに感銘を受けた鳥海さんが版画を寄せたことでできたのが、今回の詩画集である。
序文は加藤登紀子さんと新川和江さんが書いている。新川さんが「シリアスな高塚作品」と評していて、たしかに硬質な感じもする詩だ。いっぽう、太郎さんの画はやわらかい。そして説明的ではないので、両者から広がる世界が味わい深い。

元・理系のブンガクセーネンとしては、『流体』という詩に「流体方程式」という言葉が出てくるのに惹かれた。 (この詩句は、カバーのそでにも引用されている)

水や風のはるかな流れがくりかえす
流体方程式のさなかで いま
ひとりひとりが
とくべつにみつめあう 発光する
千年ののち
ちがう生命体でめぐりあっても
きっとわかる

「流体方程式」はナヴィエ・ストークス方程式、決定論的なのに混沌(カオティック)、混沌なのに決定論的で、ときどき垣間見える定常解が、みつめあう視線になる、ということを思った。

◆九州大学附属図書館「折り紙の歴史と現在」
九州大学附属図書館に勤務されている中村智晴さんから、「折り紙の歴史と現在」というページをつくったという連絡があった。
◆FoldFest Spring 2021
先週末、OrigamiUSAのFoldFestというオンラインイベントに参加した。教室は、zoomのウェビナー(セミナー形式)だったが、gather.townというプラットフォームによる、ひと昔前のゲームの画面みたいなビット絵のアバターでの仮想雑談室もあって、いろいろ工夫されていた。

◆22.5
22.5度は、直角の1/4なので、折り紙で重要な角度だ。FoldFest の講習でもtwenty two point five degreesと何度も言ったが、すこし長くて言いづらいフレーズである。

すこし前、ここしばらくのダイエットが功を奏し、体脂肪率が22.5%になったので、記念写真を撮った。以降それを下回っていて、近く予定している健康診断がすこしたのしみになっている。できれば、BMIを22.5にしたいが、散歩以外の運動をしてないのでこれは難しい。
22.5

◆アスリート
棒高跳び女子で何度も表彰台にも立っている、日本体育大学の前川淳さんという女性がいる。横文字のJunやJuneというのはほぼ女性名で、本邦でもジュンという名の女性は多いので、不思議はない。ちなみに、アニメーション脚本家の前川淳さんはアツシさんだ。

関連してというのでもないが、女子100mの日本記録は11秒台だが、これは、80年ほど前に父の出した九州地方の中学記録とほぼ同じだ。父はその後にけがをしたので、記録は伸びず、わたしは、その運動神経を受け継いでいない、というか、運動は苦手なほうで、上に書いたように最近は散歩以外の運動をしてない。

◆折り紙が趣味
アスリートといえば、阪神タイガースの新人・佐藤輝明選手の趣味が折り紙であるという情報を得た。何ヶ月か前のニュースのスポーツコーナーで紹介されたらしい。どんなものを折るのだろう。

タイガース戦は観ているし、今年はいけるかもという気分になっているけれど、この状況で観客をいれてプロ野球をやっているのは大丈夫なのかという気もする。

『組曲 わすれこうじ』2021/03/07 14:30

たてよこおなじな紙のひとひらから鳥のすがたをたちあげるのはうつくしい発明だが,手ほどきはまず,千ねんむかしの戦士たちの頭部をまもりかつは身ぶんを示したりあいてを威嚇したりするための獣のつのめく装飾を立てた被りもので,鳥よりはずっと手かずも少なく,直線に折っていくだけでよい工程だった.

黒田夏子さんの『組曲 わすれこうじ』の一節。翻訳調、しかも古文を英文にしたものを重訳したような不思議な横書きの文体で綴る話の中にでてきた折り紙である。

紙で折ったものは紙で折ったものであることをさながらにさらしているのが清い

という表現は、シンプル嗜好の折り紙造形の肝だよなあ、と。
鶴の背中はふくらましてもよいと思うけれど。あれは、きれいにくらませれば、無理のない可展面だから。

フィロゾーマ折り紙2021/03/07 09:57

◆フィロゾーマ折り紙
大阪大生命機能研究科の近藤滋さんの研究と解説はたいへん面白いが、最近のイセエビの幼生フィロゾーマに関する話にも感嘆した。幼生がほぼ二次元のペッタンコなのだ。それが、わずか15分でエビのかたちになるという、まさに折り紙なのである。
◆WEBカメラ
昨日のzoom講習会は、iPhoneをつないだEpocCamによる手元カメラの調子が悪くて(閲覧側の環境で見えかたが違うらしい)、バタバタしてしまった。

◆月刊『みすず』連載中
『月刊みすず』に隔月でエッセイを連載中です。

あの市松模様2021/02/23 20:36

実家を整理して見つけた、少なくとも半世紀前の猿回しの人形。
よく見ると、羽織の柄がアレだった。ということは、背中の猿に見えるのは…。
あの市松模様

3/6(土)14:00-16:00、折紙探偵団東京友の会で講師をします。
参加資格は『折紙探偵団』購読者です。