会場の周囲は、開会式にやんごとないひとが来ることもあり、私服、制服あわせて警察官がぞろぞろしていた。
大会のキャラクターはユリカモメの「ゆりーと」というのだけれど、そういえば、いまはなき東京都立大学(現・首都大学東京)の校章もユリカモメ(都鳥)だった。
白き鳥の嘴と脚と赤き しぎの大きさなる 水の上に遊びつつ魚を食ふ 京には見えぬ鳥なれば みな人見知らず 渡し守に問ひければ これなむ都鳥と言ふを聞きて
名にし負はばいざこと問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと
とよめりければ、舟こぞりて泣きにけり
『伊勢物語』のこの段、都鳥の名で京を偲ぶ話は有名だけれど、あらためて考えると、「京には見えぬ鳥」(みやこにはいない鳥)が、なぜ都鳥という名前なのか、謎である。実は、渡し船の船頭さん、適当なこと言ったんじゃないの。
国体のイベントスペースには、出張した「すみだ水族館」や、バンダイのガンダムジオラマなどもあり、官製の大規模イベントは、いろんなところが金を出すなあ、と。
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