172012/07/08 09:44

ヒッグス粒子確認のニュースで「17種の素粒子のひとつ」というものがあった。素粒子って17種だったっけと思って確認すると、反粒子は別にして、レプトンが、電子、ミューオン、タウオンとそれに対応するニュートリノで6、ハドロンのもとになるクォークが、U,D,T,B,C,Sで6、力を媒介するゲージ粒子が光子、ウィークボソン、グルーオンと重力子の4つで、さらにヒッグス粒子であわせて17ということのようだった。

ウィークボソンやグルーオンには種別があるし、重力子は標準モデルには直接かかわってこないはずで、重力まで統一的に説明するためにはさらに粒子が必要になるだろうから、17種という言い方は適切とはいえないんじゃないの、と思ったわけなのであった。

なぜ17という数に反応したかというと、2次元のタイリングパターンが17種であることを連想したからで、素粒子の対称性とこれに関係があるの?と一瞬思ったからであった。

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17と言えば、先日、和算の問題を解いていたときにでてきた答えが102だった。17×6である。これは5, 12, 13というピタゴラス数(a^2+b^2=c^2)の5と12から得られる値だった。「きれいな答え」をださせる問題に感心した。

年齢との連想だと思うけれど、11,13,17,19といった「ティーンエイジ」の素数は、なんか爽やかな感じがして、でてくると、「?!」と思うってひとは、けっこういるんじゃないかなあと思う。17年ゼミとか俳句十七音、十七条の憲法が「爽やか」かっていうと、なんとも言えないけれど…。
(後記:そういえば、定規とコンパスによるガウスの正17角形の作図というのもあったな)
なお、素粒子の数は、『銀河ヒッチハイクガイド』的には42種であることを期待したい。

(7/12:ヒッグス粒子をゲージ粒子に含めていたような記述を修正)