丸石神その282010/09/23 11:16

村山北割の丸石神
北杜市高根町村山北割新井の六社神社境内にある、丸石神である。 左はやや扁平になっているが、右はみごとな球だ。右側は、台座の細工も繊細である。弘化四年 (1847)と安政五年( 1858)の銘がある。自然石ではない人工丸石は、やはり幕末の流行だ。

『甲斐路 ふるさとの石造物』(山梨県編)によると、そもそもは道祖神として集落の辻々にあったものが、「道祖神祭廃止の通達」(明治五年:四年という資料もある)のさいに、神社境内に集められたものであるという。

明治の初めは、いわゆる国家神道による、他宗教や民俗信仰への淫祠邪教扱いが苛烈だった時期である。五島崩れなど潜伏キリシタン(隠れキリシタン)の殉教もこの時代だ。

甲斐の山村の民俗信仰も、そこで一部断ち切られたわけである。神社が「六社神社」なのも、小祠が集められたためかもしれない。

四角い卵2010/09/23 11:20

四角い卵
二枚でつくった「四角い卵」。黄色い部分は別の紙で、「ソーマキューブ」などを入れるのにぴったり。

15度系立方体ユニット2010/09/23 11:20

15度系立方体ユニット
ここのところ、1:2:√5の直角三角形と、22.5度、67.5度、90度の直角三角形を使った立方体折り紙をさまざま試していたが、これは、15度が基準になったものである。

名前は、左が「鷺草立方体」。模様が鷺草ように見えるので。

そして、右が、「ネオ・エレメンタリズム・キューブ」。仰々しい名前だけれど、美術史でいう「エレメンタリズム」(モンドリアンの新造形主義における垂直と水平に、対角線を導入したもの)への連想から。