「デルタ多面体モジュール」他 ― 2010/09/30 21:40
写真右上:「デルタ多面体モジュール」:これも、モジュールの基準角度は15度。正八面体に組んだもの(4枚組)は対称性が高いのだが、正二十面体(10枚組み)が複雑な模様になるのが、面白い。三越の包装紙のような模様で、大きい赤い部分が4カ所、小さい赤い部分が8カ所になっている。なぜそうなるかをちゃんと説明しようとすると、頭がこんがらかる。なお、この二十面体は、鏡像対称のモジュールを5枚づつ使っている。
写真左下:「二引立方体」と「77・六面体」:これも、角度が15度基準になっている。
写真右下:「蝶模様立方体」と「卍もどき立方体」:これらは、22.5度が基準。
さて。上に書いた「こんがらかる」という言葉である。わたしは、「こんがらがる」と濁音で使うほうがしっくりくるのだけれど、辞書には「こんがらかる」と、清音で載っている。「こんがらかる、こんがらがる」と呟くと、呪文めいた不思議な語感がある。「がる」は「珍しがる」の「がる」のような接尾語ではない。ざっと調べた範囲では語源も不明だったが、「こみ絡まる」の音便ではないだろうか。「籠み絡まる」と書くと、よりそれらしい。となると、「まる」→「かる(がる)」ということになるのだが、否定形は、「こんがらかない」とはならない。「こんがらない」も変で、「こんがらがらない」である。この単語自体が、もつれてからまっている感じがする。
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