第7回折り紙の科学・数学・教育 研究集会 ― 2009/12/13 19:57
この研究会は、会の名に教育もうたいながら、その方面が手薄なのと、人文科学方面の広がりがないことが気がかりだったが、今回は、岡村昌夫さんによる、幕末から明治の箏曲家・葛原勾当の遺した折り紙作品に関する歴史研究と、山梨明子さんの、専門学校での、立体感覚を磨くための折り紙授業の話が、その渇をいやしてくれた。
もちろん、計算機関係、数学関係の話も面白かった。そのとき聞き損ねたというか、話題にしそこねたのは、折り紙作品の複雑さや「無理のなさ」を判定する数値指標について。
妙に印象深かったのは、伝承折り紙の「フグ」が、安政の大地震以降「ナマズ」になったのでは?という岡村のさんの説。
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