座屈四角柱と立方体の骨2008/01/02 11:33

座屈四角柱と立方体の骨
 白銀長方形(1:√2の長方形)と体心立方格子をつかったパターンのバリエーションから、さらにいくつかのモデルを思いついた。

 まずは、「座屈四角柱」
 このモデルは、折り始めを平面ではないと考えると対称性が高い。長方形の向かい合う辺と辺が融合した柱面(じっさいは「糊しろ部分」は重ねている。こうすることでより折り紙的にまとまりもよくなる)をスタートと考えるのである。立体としては、正四角柱を秩序的に座屈させたような形態である(2013/1 回反対称に関する誤った記述を削除)。

 もうひとつ、写真右の「立方体の骨」。これは、上記とはまったく違って、ユニット折り紙だ。1:√2の長方形6枚と、√2/2:2の長方形6枚をつかっている。試行錯誤して、一番まとまりがよく、対称性が高いのはこの組み合わせだった。複数枚使うと、対称性を高くするのがほんとうに容易になる。これは、ユニット折り紙の最大の利点だ。似たようなものは以前もつくったが、前例はないと思う。