最近出版された本など2016/02/11 17:17

◆最近出版された洋書をふたつ
Orisangakus
『Orisangakus : Desafíos matemáticos con papiroflexia』(Belén Garrido Garrido)に、わたしの「巻貝」が掲載された。依頼があったのが5年ぐらい前なので忘れかけていたが、きれいで面白そうな本である。スペイン語なのでよくわからないけれど、副題は「折り紙で数学に挑戦」みたいな感じだと思う。Sangakuは和算の算額のことである。庶民にひろまった数学遊戯というニュアンスでこの言葉を使ったらしい。

そして、まさに、その算額も出てくるわたしの論文が載ったのが以下である。一昨年の国際会議の論文集だ。2巻に分かれていて、book1はまだ未入手である。
Origami^6
『Origami^6』(Koryo Miura他)

◆金利
普通預金の金利が0.001%となる銀行もあるらしい。2005年頃もそうだったらしいが、これはもう、%表示ではなくppm表示で、10ppmとしたらどうだろうか。

◆虫
角度15度系の甲虫
角度15度系で甲虫がきれいにまとまった。小さい紙でも折れるのがよい。

アストロノミー・パブ2016/02/11 17:22

3月19日(土)18:30-20:20、東京都三鷹市で、「アストロノミー・パブ:天文観測とコンピュータ、 そして折り紙の科学」と題した催しがあり、講師をします。

https://www.kouza.mitaka-univ.org/kouza/D1553700

フシミ・キューブ2016/02/11 17:23

ここのブログで触れた一枚折りの立方体を、2月12日発売の『数学セミナー』3月号の連載記事にとりあげたのだが、校了すぎてから、『折り紙の幾何学』(伏見康治・満枝)に同一のモデルがあることが判明した。灯台下暗しもいいところである。前例がありそうなモデルだったのでけっこう調べたのだが、肝心なところを見落としていた。

「フシミ・キューブ」と名づけたい。折って気持ちのよいモデルなので、多くのひとに折ってもらいたい、と思う。

このモデルから発展して、幾何学的調和のある別のモデルも生まれた。