「ちょっと欠け立方体」2011/03/06 14:42

「ちょっと欠け立方体」
 ここ10日ほど、変則用紙折り紙にはまってしまった。やるべきはことは多いのに、仕事中や食事中にもアイデアがわいてきて困った。まだほかにもあるのだが、やや食傷気味になり、すくなくとも凸多角形ぐらいの単純な用紙形にしてみたくなった。

 というわけで、まずできたのが、図・写真下の十二角形(「正」ではない)を使った「3Dダビデの星」だ。構造はきれいなのだが、まとまりはいまひとつである。
 このかたちが、立方体の8頂点のうち、6頂点を引き延ばした立体であることから、立方体に変形してみようと、展開図を調整してみた。こうして得られたのが、図・写真上の「ちょっと欠け立方体」である。紙の使いかたに無駄がなく、まとまりもよい。単純な用紙形からのモデルは、いかにも「折り紙」という気がして、そういう面での達成感がある。

 立方体に直感的にむすびつく平面図形は、当然のことながら正方形だが、こういう立体を見ていると、立方体というのは、正六角形で象徴される立体という気もしてくる。

コメント

_ (未記入) ― 2024/11/25 08:37

折り方を教えてください

_ maekawa ― 2024/11/25 13:22

『数学セミナー』2016年12月号にほぼ同じ作品が掲載されています。大きな図書館なら同誌のバックナンバーがあると思います。

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