紙の盃2008/02/05 00:48

紙の杯
 日曜日、雪降りしきる中を、千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館に、「幻の博物館の「紙」日本実業史博物館旧蔵コレクション展」を観にいった。いくつかの折り紙関連の展示(内山光弘さんの「高砂」など)があったが、伊勢辰コレクション(?)の、「紙の盃」なるものが、初見で面白かった。円形の紙をふたつ折りにして、小さく中割りし、漆塗りしたただけのものである。(写真はそのかたちを真似たもの) 携帯用の杯で、じっさいに使われていたのか、どのような状況で使ったのかはわからないが、「まあ一杯」と言われたときに、懐からこれを出せば、「さすがは折り紙のひと」と感心されるだろうなあ、なんてことを考えた。

スライドタブ2008/02/05 00:50

スライドタブ
 Chris K. PalmerさんとTJ McleishさんによるSlide Tabのモデルを入手したので、組んでみた。じつにきれいに組める。11枚組というところにも、おおっと思ったり。

「巴箱」(ともえばこ)2008/02/05 00:52

巴箱
 1対√2(白銀比)の規格化された紙2枚で組む。√2-1>√2/4という関係があり、しかもこの式の両辺の値がけっこう近いので、きっちりしたかたちになる、という理屈になっている。厚手の紙でつくると実用性もある。
 開けるのは簡単だが、安定したかたちに組むのには、ちょっとしたパズルの要素もある。
 数日前、外出中にふと思いつき、暗算して、これはうまくいくぞ、家に帰ったらやってみようと胸に刻んだつもりだったのだが、帰ったら忘れており、昨日、なにかの拍子に「ああ、そうだ」と思い出してつくったらばっちりだった、というものである。「ふと」とか「何かの拍子」がなんだったのかも、ケーススタディーとして自己分析したいのだが、これまた思い出せないのであった。