ステンドグラス・「木」の展開図 ほか2013/03/26 20:43

某月某日 「惚れたが悪いか」
TVでディズニーの『美女と野獣』をやっていた。敵役・ガストン君が、『お伽草子』(太宰治)『カチカチ山』の狸を彷彿とさせた。「曰く、惚れたが悪いか」。

某月某日 ステンドグラス・「木」の展開図
ステンドグラス・「木」の展開図
少し前に妻が、折り紙作品「木」の展開図を使ったステンドグラスを製作した。(前川淳デザイン、前川純子(すみこ)配色・製作) 平坦折りにおける「二色定理」(平坦に折り畳める折り目で区切られた領域は、二色で塗り分けが可能である)が美しい。

某月某日 ツイン・マジックスネークス
ツイン・マジックスネークス
高速道路のパーキングエリアのカプセルトイ(ガチャガチャ)に、マジックスネーク(ルービックスネーク)の小さいものがあった。これをふたつ組み合わせることをやってみたかったので、試してみた。一番のお気に入りは、写真上の二重螺旋状にからまったカプセルである。他に、正八面体対称・正四面体対称のもの(写真下)などもできる。

某月某日 『確固たる曖昧さ』
『数学小説 確固たる曖昧さ』(ガウラヴ ・スリ&ハートシュ・シンバル著 東江一紀訳)を読んだ。挿入される数学者の手記のいくつかはつくりもの感が強かったが、数学の内容があって、かつ小説になっているという、珍しい本だった。確実性とはなにかに悩む青年が瑞々しい。なお、ふりがなの誤植というのは珍しいが、旗幟に「きい」とあり、「きし」というのは広まった誤用なのかと思ったけれど、「きい」が単純な誤植だった。

某月某日 折紙探偵団関西コンベンション
二日間、折紙探偵団関西コンベンションに参加した。「チェッカーキューブ」と「ウールマークユニット」の講習他。ゲストのハインツ・シュトローブルさんともうすこし話をしたかったけれど、あまり時間は取れなかった。東京の桜は満開だったけれど、関西は咲き始めだった。
一日目の夜、数人で入った焼き肉屋さんで、箸袋でつくった風車を排気装置で回すという遊びに熱中し「子供ぽい」と言われた。「子供ぽい」と言えば、英語のchildishは「幼稚な」で、childlikeは「子供らしい」と、-ishはマイナス、-likeはプラスイメージという使い分けがあるらしい。origami-likeは簡潔な造形、origamishは、薄っぺらな造形といったことになるのかもしれない。

コメント

_ sano ― 2013/04/06 16:33

関西コンベンションで、ハインツ・シュトローブルさんの1日目の講習に参加しました。帰宅後、完成させることができたので、2日目にシュトローブルさんに見ていただきました。1個作成するのに、合計72枚のパーツが必要なので、準備にとても時間を費やされたことを考えると、感謝の気持ちでいっぱいです。作るのが、とても面白くて、その後、レザックを使って6個作成しました。今後も、いろいろな作品を折ってみたいと思います。

_ maekawa ― 2013/04/07 23:03

ハインツさんの作品、いいですよね。
次号の『折紙探偵団』の『ペーパーフォルダーの横顔』はハインツさんです。

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