2/23(金)21:00-23:00 日本TV系
『数学セミナー』の連載でお世話になった編集者のI氏が、数式を書くシーンなどで協力したというので紹介しておきたい。数学者・岡潔さんと妻のみちさんのドラマである。
岡潔氏は天才だが、わたしの偶像(アイドル)かというと、すこし違う。以前、小林秀雄氏との対話などを読んで、なんというか、「敬してこれを遠ざく」という思いを持った。
2/24(土)22:45-23:00 第10話 NHK-Eテレ
◆鶴と兜
金子兜太さんの訃報に接し、折り紙者として、
『米寿快談 俳句・短歌・いのち』という本のカバーを思い出した。金子兜太さんと鶴見和子さんの対談で、折り紙の兜と折鶴が並んでいるのだ。装幀が誰かは、手元に本がないので不明である。
◆本歌取り
おりがみを折るしか能のないやつに足の先から折られはじめる 吉岡太朗
妻に見せると、「失礼ね」と言った。言葉の強さに反応したのだろうが、(だいたいにおいて)わたしの味方である彼女が失礼と思ったということは、わたしがおりがみを折るしか能のない者で、それを「やつ」と表現されたためか、と考えた。わたしは、僅かでも、ひとつでも、才能のようなものがあったのなら御の字だと思うし、この歌には不思議な味があるので、失礼とは思わなかったのだが、せっかくなので(?)、本歌取りしてみた。
みじかうた詠むしか能のないやつに頭の上から言葉の箍締め
最後は「たがじめ」。そのままなぞってみたら、やっぱりきつい言葉のような気も。
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