凸型ソーサー(命名:アソーサー)2012/04/02 12:35

凹型ソーサー
某喫茶店で。
ソーサー(受け皿)は、熱い茶や珈琲を冷ますために注いでつかうものだったらしいが、現在では、コースターと同じ役割になっている。茶碗を安定的に設置する機能において、中心部はへこみである必要はない。この発想はなかった。初めて見た。

しかし、saucerという英単語は、「浅いくぼんだ土地」という意味も持つようになっているらしいので、これをソーサーと言えるかという疑問は残る。
阿蘇のような複式火山を思わせるので、「阿蘇山様複式火山型受け皿」、略して「アソーサー」と呼ぶことにしたい。

n進法ジョーク2012/04/05 12:40

Wikipediaの「数学的なジョーク」という項目で、以下のようなn進法に関するジョークを見た。

・プログラマはハロウィンとクリスマスを混同する。(25) dec= (31) octだからだ。
(野暮ながら解説:10進法の25は、8進法の31に等しい)

・世の中には10種類の人間がいる。2進法を知ってる人間と、そうでない人間だ。
(野暮ながら解説:2進法の10(イチゼロ)は、10進法では2である)

わたしもn進法のネタを考えてみた。なお、16進法は、数字を16個必要とするので、0123456789ABCDEFを使う。

・その1
天才数学者・ラマヌジャンのエピソードで知られる「タクシー数」(1729)というものがあるが、3243もタクシーに相応しい数である。16進法ではCABだからだ。

・その2
店員「The fee is 4078 yen.」(料金は4078円です)
プログラマ「FEE must be 4078.」(FEEは4078に決まっているよ)

・その3
「いくら安産の犬でも101匹は多すぎない?」
プログラマ「本当は5匹だな。2進法だ。」

・その4
「FF(早送り)です」
「ファイナルファンタジーがどうしたの?」
音楽家「フォルテシモ?」
プログラマ「255?」

ステンドグラス「メランコリアの多面体」2012/04/09 21:25

ステンドグラス「メランコリアの多面体」
一昨日、ステンドグラス作家の田久保康子さんの個展を観覧し、「メランコリアの多面体」(写真下)を購入した。デューラーの版画・『メランコリアI』に描かれている多面体である。ありがたいことに、これは、わたしのすすめがあって製作したものだという。

ほかの多面体も、ねじれ十二面体、ねじれ立方体、二十・十二面体、斜方二十・十二面体など(写真上)、多面体好き感涙、というものであった。

田久保さんとは偶然知り合ったのだが、折り紙界でも有名な化学者・細矢治夫さんの教え子で、「多面体界」(?)は、イッツ ア スモールワールドなのであった。

丸石神 その332012/04/09 21:31

藤垈の水芭蕉と丸石神
昨日、笛吹市藤垈(ふじぬた)で水芭蕉を見てきた。水芭蕉の開花時期等を調べる過程で、垈(ぬた)という漢字が、山梨県の地名でしか使われない「地域文字」であるということを知った。(国立国語研究所のこのページの「漢和辞典にない文字」の項 参照)

垈のつく地名と言えば、韮崎市相垈(あいぬた)にすばらしい丸石神があるが、藤垈にもみごとな丸石神があった。藤垈のそれは、「火の見櫓・丸石神隣接の経験則」に合致して、火の見櫓の近くにあったが、ふと、「垈地名・丸石神存在の経験則」なるものが頭をよぎった。まあ、これは成り立たたないと思うが、地域文字などというものがあること自体がミステリーなので、想像がふくらんだ。他には、甲斐市双葉町大垈、南アルプス市加賀美垈原、市川三郷町垈、南部町成島大垈といったものが、検索にかかる。

「七転び八起き」について2012/04/12 00:54

七転び八起き
「七転び八起き」という慣用表現について、七回転んでなんで八回立ち上がれるんだ? と思ったことがあるひとは多いはずだ。ふつう、八回起きるためには、八回倒れなければならない。しかしこれは、倒れた状態を初期状態と考えることで、理解が可能になる。「起-転-起-転-起-転-起-転-起-転-起-転-起-転-起」となるからだ。つまり、この表現の含意として、「ひとはみな初めは倒れている、まずは立ち上がれ」ということが言えるのである。教訓である。

以上、合理的解釈をするならばそう考えるほかない、と、まあ、ずっと思っていたのだが、「転」から始めての繰り返しのパータンで、転..起-転-起-起というように、「起」が連続するような操作を想定することは難しくないと気づいた。次のようなことである。(図参照)

ひとつの端点を固定した線分の回転操作を考える。
転倒操作:固定していない端点が操作前より低くなる回転操作
起立操作:固定していない端点が操作前より高くなる回転操作

このように定義し、たとえば、以下の操作を繰り返す。
操作1:右周りに84度回転
操作2:左周りに90度回転
初期状態:回転角左に91度

すると、7番目の左回転と8番目の右回転は、ともに起立操作となり、「転-起-転-起-転-起-転-起-転-起-転-起-転-起-起」となる。同じ操作の繰り返しでありながら、8番目から転倒操作と起立操作が入れ替るのである。

教訓は以下である。
立ち上がった、前進したと思っていても、同じことをしていると、じつは倒れていたり後退してる場合がある。うーん。もっともらしい。

刺繍の話2012/04/12 01:18

一時期、不動産業に手を出していたA・A・エイブラムスの配下が、家賃未払いの部屋に踏み込んで発見したのは、多くの銀線、銅線、ペンチに半田ごて、鋏に針に糸、毛糸の山、銀粘土に糊に折り紙といった雑多な細工道具の山々と、それに負けじと聳え立つ原稿の山であったという。
『道化師の蝶』(円城塔 著)

引用のように、謎の多言語作家・友幸友幸(トモユキトモユキ)氏の暮らしの痕跡に折り紙がでてくる。なにに使ったかはわからず、また、作中では、折り紙よりも刺繍のほうが重要なモチーフになっている。

たしかに、刺繍のほうが、からみあった世界-網-という、作品世界の描像にふさわしい。折り紙も幾何学的だが、刺繍も幾何学的だ。

思えば、小学生の頃、家庭科では刺繍が一番好きだった。クロスステッチで絵を描くのは、いまで言えばアイコンのドット絵みたいなものだったし、一番好きだったフェザーステッチは、あやとりにも似ていた。直接刺繍に関係ないことでは、「ブランケットステッチの歌」も思い出される(わたし自身がつくったのか、友だちがつくったのか記憶がない)。これは、ふたり向かい合って、校庭の雲梯にぶらさがって、「ぶらーん。ぶらーん。ブランケットステッチ」と歌いながらにらめっこをして、笑って落ちたほうが負けという、意味不明なゲームのための歌である。しかし、こうして書いてみると、ほんとうに意味不明である。11-12歳の男子は、みなアホだ。