『誰が星の王子さまを殺したのか?』など2025/05/16 17:10

◆「掟は結局、石碑などではなく、折り鶴のように小さくもろい存在だった。」
『扉』(ジャネット・フィッチ、杉奈穂訳)(訳書2000年刊行)という小説に、上記の比喩があった。折り紙の「はかなくもろい」という心象による比喩の一典型だが、石碑と並べているのが珍しい。

『誰が星の王子さまを殺したのか?』(ミシェル・ビュッシ、平岡 敦訳)
サン=テグジュペリと、リトル・プリンスの死の謎をテーマにしたミステリ。「折り紙」が出てきた(詳細はネタバレになるので伏せる)。フランス語の原文ではなんだろう。ちなみに、フランスの折り紙のグループの名称は、他国と違ってORIGAMIを含まないMFPP(Mouvement Français des Plieurs de Papier)である。

◆折り紙教室@府中
5/18(日)13:00-15:00、府中郷土の森ふるさと体験館で、折り紙教室を担当します。府中郷土の森博物館は入場料が必要ですが、教室自体は無料です。
作品は、「小さな本」です。
小さな本