折り紙教室など2023/06/28 13:10

先週末は、北陸先端科学技術大学院大学での第34回折り紙の科学・数学・教育研究集会に参加した。ここでの、事前宣伝を忘れてしまった。

『折り紙の科学』
上記の会にも合わせて、日本折紙学会では、『折り紙の科学』の論文のオープンアクセスが開始された。

『科学』(岩波書店)7月号
岩波『科学』2023.07
老舗の科学雑誌『科学』で、「Origamiの可能性」という特集があり、わたしも文を寄せた。

折り紙教室「折り紙教室中級編~スカラベを折ろう!~」
スカラベ
月日:7/23(日)
場所:府中郷土の森博物館
事前申し込み、参加費が必要です。

8/12(土)13(日)に東京大学本郷で、日本折紙学会主催、第28回折紙探偵団コンベンションが開催されます。
オンライン参加ならまだ間に合いますし、一般の見学もあります。

折り紙教室2023/06/01 13:46

6/4(日)13:00-15:00、府中郷土の森ふるさと体験館で、折り紙教室を担当します。府中郷土の森博物館は入場料が必要ですが、教室自体は無料です。
作品は、シンプルな「カッパ」です。


折り紙教室2023/05/17 09:01

5/21(日)13:00-15:00、府中郷土の森ふるさと体験館で、折り紙教室を担当します。府中郷土の森博物館は入場料が必要ですが、教室自体は無料です。
作品は、シンプルな「恐竜」です。


折り紙教室など2023/04/18 07:54

◆折り紙教室
こいのぼり
4/23(日)13:00-15:00、府中郷土の森ふるさと体験館で、折り紙教室を担当します。府中郷土の森博物館は入場料が必要ですが、教室自体は無料です。
作品は「こいのぼり」です (目にシールを貼る簡単おりがみ・シリーズ?です)

◆暫の顔にも似たりかざり海老
『北條高史作品集』がついに刊行されるということで、上掲の俳句を思い出した。歌舞伎の『暫』(しばらく)』、鎌倉権五郎の顔の造形が正月の飾り海老に似ている、というそれだけの句だが、忘れ難い。『自薦 荷風百句』にある、永井荷風の句なのだが、彼の句集を読みなおしていたら、大正十九年の初出(?)時にはすこし違っていた。

暫の顔とも見えて飾り海老 荷風

『暫』のあれは、『エイリアン』のフェイスハガーにも似ている。

折り紙教室など2023/02/19 20:03

タイミングを逸して、今年になって初めての更新となってしまいました。

◆折り紙教室
2/23(木)13:00-15:00、府中郷土の森ふるさと体験館で、折り紙教室を担当します。府中郷土の森博物館は入場料が必要ですが、教室自体は無料です。
作品は「ねこ」です。
ねこ
目玉シールは、折り紙造形ということでは若干邪道気味だけれど、これはこれで面白い。

◆『折紙探偵団』購読キャンペーン中
『折紙探偵団』(隔月刊、年6号)の購読を申し込むと、今期のものだけではなく、希望のバックナンバーが無料でついてくるキャンペーン中です。

1月末に刊行された『折紙探偵団』(197号)には、「折り紙に逢える宿」という記事(エッセイ)を寄稿し、文脈にぴったりだったので、若山牧水の歌を二首引用したのだが、折り紙(折鶴)のでてくる次の歌を出し惜しみしてしまった。

やまざとは雪の小うさぎ紙のつる姉と弟の春うつくしき 牧水

いい歌だし、記事の内容にも合っているので、引いておけばよかった。

◆テッテ的
今年の初め、調布市文化会館「たづくり」で『つげ義春と調布』展を観た。原画ではなく複製原画だったが、主催の調布市立図書館の司書さんにディープなつげファンがいるのか、なかなかに「テッテ的」であった。そう、「この場合テッテ的というのが正しい文法」なのである。そしてその足で、『ねじ式』誕生の場所である、調布市富士見町の中華・八幡で昼食を摂るという聖地巡礼をした。久しぶりに行った八幡は、猫娘ゆかりでもあるので、猫娘関係の色紙が多数飾られていた。

本当に仲良しなのか鶴と亀
暮-正月につくった新作。
ほんとうに仲良しなのか鶴と亀
こうして並べると、坂東乃理子さんの現代川柳と、その付句にぴったりの古川柳が、どうしても思い浮かぶ。

本当に仲良しなのか鶴と亀 坂東乃理子
鶴の死ぬのを亀が見ており 『武玉川』(現代表記)

髭みたいな藻のついた「蓑亀」という図像になじみのない欧米のひとは、亀の尻尾がどうしてこうなっているのだと思うだろうが、甲羅に緑藻がつく亀というのはじっさいにいるのだそうだ。淡水の亀特有らしいのだが、この折り紙のデザインの前脚は海亀である。

◆7BEE
野辺山45m電波望遠鏡に搭載された最新鋭の広帯域七素子受信機「7BEE ( 7-BEem Equipment for Nobeyama 45m Telescope)」が、順調にその能力を発揮しつつある。最近、食物を7BEEふうに並べてしまう癖がついた(左上端は、「高槻城」という大阪府高槻市の菓子)。
広帯域七素子受信機「7BEE」

七曜

◆比喩としての折り紙
『怪物のゲーム』(フェリクス・J・パルマ、訳)というミステリで、折り紙をつかった表現にふたつ遭遇した。

ラウラとの関係は課外授業と並行して進展したが、折り紙でもするようなどこかもったいぶったスローペースであった。

今もバソルは折り紙でもするつもりなのかナプキンをいじって、オラーヤが沈黙を破るのを待っている。

ひとつ目は、折り紙を用いた比喩表現として典型的な「繊細」や「脆い」といったものではないのが珍しい。折り紙では手順や正確さが重要なことが多く、それをもったいぶっていると感じるむきはたしかにあるのだろう。なお、この小説自体は、面白いのだけれど、誘拐犯の「怪物」から課せられる課題がほんとうにイヤなものなので要注意。

今週2022/11/21 23:41

11/23(木)13:00-15:00、府中郷土の森ふるさと体験館で、折り紙教室を担当。
府中郷土の森博物館は入場料が必要ですが、教室自体は無料です。お天気悪そう。
作品は簡単なサンタクロースです。


(野辺山観測所の機器トラブルは、なんとか回避)