妖怪転じてヒヨコとなる2020/05/04 16:15

5月2日、第2回の折紙探偵団オンライン例会に参加した。講師は萩原元さんだった。
次は、約1ヶ月後の予定。こちらをチェックされたい。

萩原さんは、講習のほかにも、幕末の『暴瀉病流行日記』(山梨県立博物館蔵)という資料に記述されている、感染症退散の幻獣、ヨゲンノトリ(命名:山梨県立博物館)を折って、紹介していた。新作紹介の時間には、織田さんのアマビエもあった。

折り紙とは関係がないが、わたしは、アマビエの親戚であるアマビコの一種・尼彦入道と、そのまた親戚のアリエの図が載っている『帝都妖怪新聞』(湯本豪一)という本が手元にあったので、紹介した。アマビエと同様(というかアマビエはアマビコの派生らしい)、感染症の流行を予言し、その絵を写せば難から逃れられると言って去ったという幻獣たちである。
尼彦入道とアリエ(『

アマビエとアマビコの絵は、つい先日発売され、送っていただいた文芸誌『しししし』同封の、双子のライオン堂さんの絵葉書にも描いてあった。(すこし前にも書いたが、この文芸誌に、なぜか、わたしの文芸評論(?)が掲載されているのである)
アマビエとアマビコ(双子のライオン堂)

この絵を見ても、アマビエやアマビコのキャラクター性が高いことがわかるが、明治九年六月十七日の『甲府日日新聞』(現・山梨日日新聞)に載ったアリエ(上の『帝都妖怪新聞』の図参照)も負けていない。ヨゲンノトリをつくった萩原さんに、アリエも折ってみてと無茶振りをしたのだが、じつは、わたしも折ってみようと試行してみた。しかし、妖怪アリエ用に考えた顔の輪郭の構造が、ヒヨコぽくなっていって、当初の目的を離れてヒヨコが完成した。
ニワトリとヒヨコ

「背骨」を正方形用紙の対角線にすることでも、辺と辺の二等分線にすることでも、同じ輪郭、同じ大きさができるのが、このヒヨコの構造の面白さである。下の写真のお尻が可愛いのが辺の二等分線構造で、脚を三本にした「ヤタガラスの雛(!)」が対角線構造である。
ヒヨコとヤタガラスの雛

このヒヨコ、ちょっとした風でも倒れない安定感があるので、小鳥の餌場にヒマワリの種と一緒においたところ、シジュウカラとツーショットになった写真を撮ることができた。シジュウカラくん、初めは警戒していたが、くちばしの部分を正面からつつくなど、折り紙のヒヨコに喧嘩を売っていた。決定的瞬間を撮り損ねてしまったのが惜しい。
シジュウカラと折り紙のヒヨコ

ついでに、「小鳥」とヒマワリのタネの写真も。こちらは風ですぐ倒れる。
小鳥

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