「やるべきことがたまっているが、なんだか、ぼんやりしている」
と、ずっと言っているような気がする。
◆忘れていた
日本折紙学会の会員の継続を忘れていたことに気がついて、すぐに申し込んだ。会のスタッフなのに忘れていたのだ。困ったものである。
学校図書館向けの『○○学』シリーズの一冊として企画された本。折り紙文化のアウトラインの説明として、さすが西川さんというバランス感覚だ。類書もない。わたしも、いろいろと協力した。
◆『切り紙に潜む物理』
『日本物理学会誌』に磯部翠さんと奥村剛さんの
『切り紙に潜む物理』という論文が載っていた。きちんとは読んでいないけれど、面白そう。この研究は、数か月前にニュースにもなっていた。
◆パルマーさんの多面体
10日ほど前、折紙探偵団九州コンベンションに参加したさいに、クリス・パルマーさんから多面体模型をいただいだ。スクリュー構造になって、内部にスペースがある。パルマーさんは、会うたびに、新しいアイデアを見せてくれる。
◆『メッセージ』(ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督)
私的なベストSFと言ってもよい、
『あなたの人生の物語』(テッド・チャン著)の映画化作品。チャン氏の小説を映像化するなら、『地獄とは神の不在なり』がよいのではないかと思っていたが、『メッセージ』(原題:Arrival)は、すばらしいできだった。原作で印象的だった、光学の「フェルマーの原理」の話がなかったのは、ちょっと残念だけれど。
たとえば、こんな言葉を思い出す。
人は、時間の中で生きるのではなく、永遠の中で生きることは可能であろうか。
(ウィトゲンシュタイン『草稿1914-1916』:『ウィトゲンシュタインの生涯と哲学』(黒崎宏)内の部分訳から引用)
◆[P]athematics
先日読んだ小説・
『私自身の見えない徴』(エイミー・ベンダー著 管啓次郎訳)に、こんな言葉があった。
Matehematics(数学)の中にはatheist(無神論者)の文字がそっくり含まれている。でも私にいわせれば、それは正反対。
なるほどなあ、と。ただし、すっぽりはまっているのではなく、アナグラムになっている。無神論者(atheist)ではなく、無神論(atheism)もある。そして、atheを含む単語には、以下のようなものもある。
bathetic:竜頭蛇尾、わざとらしい
pathetic:悲しい、無力な
ということで、内容の薄い数学を表現する言葉を思いついた。
bathematics : 内容のない数学
pathematics : 弱々しい数学
完全一致で検索すると、そこそこヒットした。意図的ではなさそうなものもあって、中にはamazonで書名がbathematicsになっているものもあった。ひどい。数学界でいう「ジェネラル・ナンセンス」(一般化しているだけ)や「トリビアル」(自明)を揶揄する表現にぴったりかもしれない。まあ、かくいうわたしも、pathematianというか、なんというか。
◆窪東公園のジャングルジム
国分寺市・窪東公園の多面体トラス状のジャングルジムが面白い。内側のロープによる構造もよい。
◆武蔵野美術大学のピラミッド
先日行った武蔵野美術大学のピラミッドは、ルーブルのそれよりずっと小さいのであった。
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