天文学論文のオリガミ など2012/01/17 21:34

『オリガミ:相空間の折り畳みを用いてハローを説明する』(Bridget L. Falck他)という論文のドラフトがでたことを、職場のOさんから教えてもらった。
六次元の相空間における平坦折りを用いて、宇宙の物質分布の大規模構造 - とくに、銀河周囲のハロー - を説明する、というような論文である。と書いてみても、なんのこっちゃという感じだけれど。
参考文献に、トム・ハルさんやロバート・ラングさんの論文、第三回折り紙の科学国際会議の議事録などがあがっていた。折り畳み対称性が、じっさいにどういう物理プロセスに対応しているのかは、わからない。

関係ないけれど、ついでに、最近見つけた、サイエンス出版物の中の折り紙っぽいヴィジュアルも、ふたつ紹介しておく。

『nature』12月22日号 の表紙が、テープを折り畳んで「10」という数字を表すものだった。Carl Detorresさんというデザイナーによるものだ。10という数字は、2011年に話題になった人物10人を示すもので、そのなかのひとりに、衆議院厚生労働委員会で、参考人として政府の除染対策の遅れを厳しく批判した医学・生物学者・児玉龍彦さんが登場していた。

『日経サイエンス』2月号の『数理モデル妄信は禁物 - 金融危機はなぜ予測できないのか』という記事(元の記事は『Scientific American』2011年11月号)のヴィジュアルが、ドルでできたロケットが墜落するというもので、折り紙的なデザインだった。こういう仕事をたくさんしているジェセフ・ウーさんによるものかと思ったのだが、カイル・ビーンさんというひとの仕事だった。ビーンさんのサイトにある、卵の殻でできたニワトリ、携帯電話のマトリョーシカ、マッチ棒でつくった昆虫など、どれも面白い。えーと、金融工学の記事の中身はまったく読んでません。

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