読書と孤独2011/11/29 22:30

『本の雑誌』2011年12月-厚揚げ体当たり号の表紙に、沢野ひとしさんが次のように書いていた。
本を読まないひとは やがて友人がいなくなる。

いっぽう、『如是我聞』(太宰治)には、次の言葉がある。
チェホフ? 冗談はやめてくれ。何にも読んでやしないじゃないか。本を読まないということは、そのひとが孤独でないという証拠である。

これらを、以下のような強い因果律であるとする。

本を読まない → 友人がいなくなる(孤独になる)
孤独ではない → 本を読まなくなる

結果、以下となる。

孤独ではない → 本を読まなくなる → 孤独になる

上の因果律からは、「本読む → 孤独でなくなる」と「孤独になる → 本を読む」は、論理的には導き出せないが、これらも正しいとする。すると、以下の連鎖となる。

孤独ではない → 本を読まなくなる → 孤独になる → 本を読む → 孤独でなくなる →(ループ)

ということを考えた。それだけ…。

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