折紙探偵団名古屋コンベンションと、折り紙の日など2011/11/23 23:00

タツノオトシゴなど
先週末は、第7回折紙探偵団名古屋コンベンションに参加していた。わたし自身は、ふたつの講習をした。

◇タツノオトシゴ
古いモデルなのだが、来年が辰年ということでひっぱりだしてきたものである。この作品の最大の特徴は、自立することである。「立つの!オトシゴ」なのである。

◇立方八面体(写真上 中と右)
コンベンション参加前日、講習の準備をしているときに改造して、より面白いモデルになった。組みやすくするための改造で、組みが弱くなるのだが、むしろ、そのほうが造形的にもよい感じだ。
そして、今日、同じモジュールで、立方体も組めるということに気づいた(写真下左)。閉じてしまうと、変哲もない立方体になるが、内部の空間が八分割されているのが面白い。この特徴を見せるため、すこし折りかたを変えて、立方体を八分割してその半分を取り除いた立体もつくってみた(写真下右)。名前をつけるなら、「八分の四・立方体」か。さらに同様の構造を使うことで、以前「六屋根多面体」と名付けた立体に似た多面体もつくってみた(写真下中)。

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もう十日以上前になるが、11月11日は「折り紙の日」であった。日本折紙協会の提唱によるもので、1111を並べると正方形になる、ということを主な理由とする。アメリカで折り紙の普及に貢献した故リリアン・オッペンハイマーさんの誕生日・10月24日から、日本の折り紙の日・11月11日は、World Origami Daysとして、いくつかのイベントがあった。チャリティーネットオークションには、わたしも作品を提供した。

11月11日は、ポッキー&プリッツの日、下駄の日、電池の日、鏡の日など、ほかにもいろいろあるらしい。電池の日はプラスマイナスの記号±±ということで、鏡の日は、算用数字で書いても漢数字で書いても鏡像対称性が高いから、という。

今年はさらに11年でもあったわけだが、2011年11月11日11時11分11秒は、ぼんやりと過ごしてしまった。どこにいたかを思い出してみると、渋谷にいたことになるのだが、思えば、これも折り紙関係の打ち合わせのためであった。

コメント

_ sano ― 2011/11/25 00:42

2011年11月11日11時11分11秒は、折り紙の真っ最中でした。
ホノルル郊外のNiu Valley にあるWaldorf school で開催されていたHandcraft のイベントに参加していました。折り紙のブースなのですが、校庭のテントの中なので、強風に吹かれながらの講習は大変でしたが、
この学校に通学している日本人の参加もあり、「やっぱりorigami はすばらしい!!!」と・・・・帰国後も、ますます折り紙に没頭する毎日です。

_ kawacho ― 2011/11/26 22:00

立方八面体素敵です

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