6枚組多面体、そして、「野キューブ(やきゅうぶ)」2015/08/29 09:42

ここ2週間ほど、正十二面体、正二十面体の6枚組をいろいろ試していた。その中からいくつかを紹介しよう。

Six-module-polyhedra
写真左上:正十二面体:1:2長方形×6:手順を減らすために近似の作図にしたが、よい感じでまとまった。
写真右上:正二十面体の亀甲組み:2:√3長方形×6
写真左下:正二十面体の巴組み:正方形×6:外側の見た目より、複雑な組みかたになっていている。
写真右下:正二十面体のバレーボール組み:1:√3長方形×6:正二十面体の6枚組は、バレーボールの革の張りかたと同じになっているので、3本のストライプをいれてみた。

「正二十面体のバレーボール組み」からの連想で、野球のボールの2枚組を考えた。2枚組としたのは、じっさいの野球のボールが、ひょうたん型の革2枚でできているからである。対称性から基本構造を立方体にして、正方形×3にひょうたん型を当てはめ、縫い目を描くことにした。組み合わせの安定のため「ベロ」をつけると、きれいにまとまった。単に糊なしの立方体の箱としても、よいモデルだと思う。名づけて、「野キューブ(やきゅうぶ)」。ギフト用などに使えそうだ。

野キューブ(ヤキューブ)

野キューブ(ヤキューブ)展開図
描いた「縫い目」の数は、じっさいのボールのものと同じ108個になっている。なお、縫い目模様の向きは、ふたつのパーツで鏡像である。『巨人の星』で有名になった野球のボールの縫い目の数だが、より時代をさかのぼると108ではなかったようで、この数になった来歴は不明である。しかし、野球は、3や4という数字に数秘術的にこだわったつくりのゲームなので、3の3乗×2の2乗である108は、野球のボールにふさわしい。