休校お見舞いなど2020/03/03 21:33

先週は、応用物理学会、折紙探偵団関西コンベンション、天文学会と、中止の報せが次々に届いた。児童館職員だった妻は、児童館や学童保育の現場の大変さを心配している。

休校お見舞い(?)で、書籍には載っていない作品の図を以下に置いたので、どうぞ。
小さい本

中央政府からの「自粛」要請前、50人規模のパズる会なるものに参加した。感染者がひとりでもいる確率をフェルミ推定(大雑把な見積もり)し、他のリスクと比較し、その後の予定も含めてリスクは充分低いということを確認した上で参加した。直後に予定されていた子供相手の折り紙教室が中止になったのには正直ほっとしたが、主催者は最大限の対応をしていて、会そのものは楽しんだ。講演では主につなぎ折鶴(連鶴)の話をして、松雪利昭さん考案のつなぎ折鶴に関するパズルも紹介した。簡単な問題ではないのだが、5分ぐらいで解いたひとがいて驚いていたら、世界パズル選手権優勝者でもある有松太郎さんなので、納得であった。

などと書くと、平和だった日々という感じさえしてくるが、日常は続く。

先週は、作家の古井由吉氏逝去の報もあった。古井さんのよい読者ではないが、最後の作であろう『この道』は読んだ。昨年3月某日のメモに、以下の記述があった。
- 『この道』(古井由吉)を読みおわる。教養のある老人の繰り言を聞いている感じで落ち着く。どんなときでも読書にすがっているわたしである。-

そして、日常は続く。確定申告も終了した。吾妻ひでおさんのマンガで、妄想にひたっている吾妻さんが「確定申告です」のひとことで現実に引き戻されるシーンがあったように記憶するのだが、詳しくは思い出せない。