10月1日では遅すぎる2017/10/01 20:29

10月1日になると、この小説を、というより小説の題名を思い出す。時間の配列が地球上の地域によって異なってしまう世界の話だが、高校生のころに読んで、再読していないので、詳しくは思い出せない。ただ、珍しくカバーも含めてとってあった。
『10月1日では遅すぎる』

作者のホイル卿は、恒星内部での元素の合成に関しての研究などの画期的業績があり、ノーベル賞を受賞していないことをなぜと言われていた天文学者だ。ビッグ・バンの「名付け親」にして、反ビッグ・バン論者としても有名である。彼がなぜビッグ・バンに反対し続けていたのかは、最近読んだ『偉大なる失敗』(マリオ・ リヴィオ著、千葉敏生訳)の記述が詳しく、興味深いものだった。