金精軒の丸い石 ― 2010/09/05 19:55
これもそのときに気がついたのだが、金精軒の読みは、「きんせいけん」なのであった。「こんせい」だと思っていたのである。道祖神と関係が深いとも言えなくもない金精神は、ふつう「こんせい」だが、北杜市大泉町にある、縄文遺跡・金生遺跡も「きんせい」だ。なお、金精軒の名前のいわれは知らない。
丸石神関連文献 ― 2010/08/01 16:53
石上堅さんの名前は知らなかったが、万葉集に名が遺る石上堅魚(いそのかみのかつを)からとった名なのか、この名前でこの本の著者というのはすばらしい。折口信夫さんのお弟子のようで、見開きに以下の歌があった。
「しづかなる いこひなりけり 山岸に 石を撫でつゝ 時經つ と思ふ 釈迢空」
(釈迢空は折口信夫の号)
古書市は、神保町をぶらぶら歩いているだけでは遭遇しない本に出会うことがあるので、たいへんありがたい。京都の店が出店しているのも大きい。
この日は、新刊書店でも、折り紙本や和算関係の本で散財した。
寛永通宝 ― 2010/07/29 19:17
この日は、ちょっと旧甲州街道等をたどって、道祖神を探したのである。道祖神発見のひとつの目安になるのが、前にも書いたが、「火の見櫓・道祖神隣接の経験則」である。この武川町の道祖神もそのひとつで、火の見櫓のすぐ下にあった。火の見櫓というのは近代になってからのものだが、これは、道祖神が火伏せ霊験を持つ秋葉権現を兼ねる場合があることに関係しているようにも思われる。
散歩の日々 ― 2010/06/20 10:12
丸石神その27 ― 2010/05/13 22:46
写真左上から、簡単に説明しよう。
○韮崎市藤井町北下条:何度も通っている道なのに気がつかなかった。右側の碑は「蚕霊神」とある。
○甲斐市龍地:平成の年号がある、真新しい一座。丸石信仰が現役である証明だ。
○甲斐市島上条近辺:半分埋まっている形状が面白い。写真ではわかりにくいが、お地蔵さんの風貌もよい味で、帽子をかぶり、よだれかけと金メダル(?)を着けて、大事にされている。
○甲斐市島上条近辺:自然石ではない。天保の銘があり、「削り磨いた丸石は幕末のもの」に適合する。
○山梨市七日市場:桃畑の中にある、最も大きな丸石神と言われている一座である。よく見ると、上半分が見事な半球だ。碑は「蚕影山」。丸石神信仰と養蚕神信仰の習合は、かなり一般的だ。
○山梨市小原西近辺:集合形では、いままで見た中で一番の美形かもしれない。
双葉から甲府・湯村に向かう穂坂路(山の手通り)には、写真を取り損ねたが、他にも立派なものがいくつかあった。距離にしてせいぜい4・5kmの間に数座あるので、いつか歩いてゆっくり見てみたい。湯村温泉の宿泊客に「開運! 丸石神巡り」などというイベントはどうだろうか、などとも妄想した。
イヌクシュクのピンバッジ ― 2010/02/24 23:15
そして、今大会のシンボルマークになっている、石のメッセンジャー・イヌクシュクには、このブログでも何回か触れたが、強い興味がある。2年半前にバンクバーに行ったさいには、ピンバッジも買った。2年前からオリンピック関連ものとして売っていたのである。
あまり追いきれていないが、オリンピックを機会に、イヌクシュクに関する情報が増えてきたのはうれしい。
1年半前に開通した京阪中之島線渡辺橋駅(大阪市北区)に、イヌクシュク記念碑なるものがあるらしい。今度関西に行ったときに見てこよう。
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