読書で折り紙に遭遇した話をふたつ ― 2020/11/08 22:09
『時間旅行者のキャンディーボックス』(ケイト・マスカレナス著、茂木健訳)

銀紙で折ればいよいよ寂しくて何犬だらう目を持たぬ犬
(『路上』 若山牧水 より)
戀しいと歌つた牧水も
死んでしまつた
これが、僕の愛情のきざしだつた。

献本拝謝など ― 2020/10/12 23:32

11月末刊行の『折紙探偵団』184号のユニット折り紙の図は、凧形二十四面体の骨格とその関連作品にした。



「柘榴石骨格」とその関連モデル「八目(やつめ)」は、6枚組の直交座標を基本構造としたモデルだが、似た構造で、だじゃれネタのモデルも思いついた。名づけて「新撰『組み』」。

綾辻行人さんからご恵贈いただいた、大部800ページの一冊『Another 2001』を読み終わった。若いひとを生き生きと描く(…ひとがばたばた死ぬストーリーで「生き生きと」もないが)綾辻さん、感性が若いなあと感心することしきりだった。伏線の張りかたがたいへん大胆。
国立天文台野辺山 特別公開2020『今年はおうちで特別公開』 ― 2020/08/28 17:51
明日8/29(土)が当日です。
紙袋 ― 2020/08/09 10:25

福島県塙町:ダリアの折り紙作品募集 ― 2020/08/02 11:50
第28回折り紙の科学・数学・教育研究集会など ― 2020/07/15 00:00
7月18日(土) 10:00-17:00に、日本折紙学会主催、第28回折り紙の科学・数学・教育研究集会をオンラインで行います。チケット販売中です(コンビニ決済もあります)。
ひとつ前に書いた、斉藤茂吉の随筆『紙幣鶴』の鶴はどういうものだったのか、という話のつづきである。これを読んだ知人が、「1920年ごろのオーストリアの1000クローネを調べたら、いま一般的な紙幣とは長方形の比率がずいぶん違っていました」と教えてくれた。たしかに、かなり横が短い。古銭ショップの映像から計測すると、100対151であった。これなら、折り返して、鶴を折りやすそうだ。
アマビコ、アマビエなどの図像が、感染症避けの護符として注目を集めているが、よりメジャーなのは、鍾馗や元三大師(がんざんだいし)だ。元三大師こと、平安時代の高僧・良源の伝説を起源とする護符は、角大師(つのだいし)と豆大師の二種類がある。角大師は西洋の悪魔に似た図像で、豆大師は、観音信仰に基づく三十三体の小さな大師像を描いたものだ。


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