第32回折り紙の科学・数学・教育研究集会 他2022/06/15 19:41

◆第32回折り紙の科学・数学・教育研究集会
・日程: 6/18(土)10:00-17:30
・概要:
 折り紙(折り畳み構造)に関する数学や科学、教育に関する研究会です。
 zoomを用いたオンラインでの開催です。どなたでも聴講できます。
・参加費:1000円
・主催:日本折紙学会

◆小川未明の『千羽鶴』
最近「青空文庫」に登録された小川未明の『千羽鶴』が興味深かった。話の内容は、鶴の恩返しならぬ、折鶴の恩返しというもので、その趣向も興味深いのだが、より注目したのは、小さな色紙(いろがみ)で鶴を折り、それを糸でつなぐという描写があることだった。初出が1916年(大正五年)ということと合わせると貴重な記述なのである。わたしは、糸でつなぐ(千羽ちょうどの)千羽鶴は、明治末から大正に広く普及したと考えている。こうした民俗事象に関しては、案外記録が少ないので、文芸作品の記述は重要なのである。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
スパム対策:このブログの作者は?(漢字。姓名の間に空白なし)

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://origami.asablo.jp/blog/2022/06/15/9500267/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。