第32回折り紙の科学・数学・教育研究集会 他 ― 2022/06/15 19:41
・日程: 6/18(土)10:00-17:30
最近「青空文庫」に登録された小川未明の『千羽鶴』が興味深かった。話の内容は、鶴の恩返しならぬ、折鶴の恩返しというもので、その趣向も興味深いのだが、より注目したのは、小さな色紙(いろがみ)で鶴を折り、それを糸でつなぐという描写があることだった。初出が1916年(大正五年)ということと合わせると貴重な記述なのである。わたしは、糸でつなぐ(千羽ちょうどの)千羽鶴は、明治末から大正に広く普及したと考えている。こうした民俗事象に関しては、案外記録が少ないので、文芸作品の記述は重要なのである。
折り紙教室@府中 ― 2022/06/25 11:14

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