小鳥など2020/03/20 16:09

◆小鳥
小鳥
お腹がふっくらした小鳥のバリエーションで、尾羽を長くしたものができた。
そのうちに図を描こう。

◆自己相似
フラクタル的スカーフ
一昨年の暮れに亡くなった母の遺品を整理していて、フラクタルぽい模様のスカーフを見つけた。これは面白い。

◆大津絵の瓢箪鯰
大津絵
同じく母の遺品の中に大津絵があって、瓢箪鯰(ひょうたんなまず)の絵が気にいった。文化人類学者アウエハントの『鯰絵』に掲載されている大津絵の瓢箪鯰(写真の下)と比べてみても、こちらのナマズのほうが可愛い。なお、『鯰絵』(岩波文庫)は、訳者の中に小松和彦さんと中沢新一さんがいることに、へぇと思う本でもある。

◆文庫版
瀬名秀明さんの「折り紙小説」『この青い空で君をつつもう』の文庫版が出た。解説は西川誠司さん。わたしにもすこし触れられている。この小説でもナマズが活躍するよ。

◆折り紙小説
2年ぐらい前に出たのに気がついていなかった、折り紙を扱ったライト・ノベル『折紙堂来客帖 折り紙の思ひ出紐解きます』(路生よる)を読んだ。参考資料に『折るこころ』(龍野市立歴史文化資料館、1999)があるのがポイントが高く、折り紙の扱いがきちんとしている。テイストとしては、最近のアニメーション版の『ゲゲゲの鬼太郎』みたいな感じ。

◆新美の巨人たち
3/7(土)テレビ東京『新美の巨人たち』は、吉澤章さん。よくまとまっていた。吉澤さんが、幼少期に、壊されてしまった折り紙の船をつくりなおしたというエピソードは、聞いたことがあったような気もするが、「帆掛け船」より「宝船」のほうがそれらしい気がした。真相は知らないけれど。

◆マスク
感染されるのを恐れるより、感染していると仮定して感染させないように振る舞うとよい、と述べているひとがいて、これには納得した。なんとなく『マタイによる福音書』の「汝の隣人」を連想したが、今回の感染症は無症状感染者が多いということからも、合理的だ。

各国に比べて検査数がきわだって少ないとは言え、日本での感染が爆発的ではないように見えるのはなぜなのかと考えて、(予防効果は薄いとされながらも)マスクの装着率の高さ、掃除好き、挨拶が非接触的、自粛ムードに染まりやすいなど、感染させないようにする行動が、結果的に実践されていることも影響しているかもしれないとも思った。そんなに甘くない気もするけれど。

確認された国内感染者が100人足らずのとき、小イベントに参加するさいの自分の感染確率を計算するために、再生産数(感染者が感染させる数)を多めの2、非顕在を含む感染者も、かなり高めの安全率という感覚で、100倍の1万人と見積もった。現在約1000人とされている国内感染者(回復したひと含む)だが、確認されている亡くなったひとの数、クルーズ船や各国の死亡率、検査件数などから見ると、現状の実数がそのぐらいではないだろうか。

折鶴マスク
写真は折鶴コレクションの秘蔵品。使う機会がくるとは。

◆多面体マニア
最近あった、幾何学好きのひと同士の会話である。(記憶で書いているが、実話である)
A:「コロナウイルスの電子顕微鏡写真、対称性がいまひとつわかりにくいですね」
B:「そうそう。スパイクのでかたがランダムに見えるんです。さっそくユニット折り紙でつくったひとがいて、やるなあと思ったけれど、あれは対称性が高すぎるように思えました」
A:「電子顕微鏡写真に鮮明なものがないためかもしれませんが、なんかよくわからない構造ですね」
B:「風邪のライノウイルスにはきれいなねじれ二十面体のものがあるんですけれどね。コロナウイルスもカプシドは二十面体構造なのでしょうけれど」