三鷹・星と宇宙の日ほか2019/10/23 20:15

三鷹市の国立天文台で開催されるイベント「三鷹・星と宇宙の日2019」の野辺山観測所のコーナーで、折り紙教室をします。無料です。
10月26日(土)、11:00-16:00、1回20分で10名ほどを何回か。
EHT
作品は、EHT(イベント・ホライズン・テレスコープ)の基地局を描いた地球儀(+おまけ(予定))です。

◆『緋文字』
昨日、ひさしぶりに、山梨県北杜市大泉町にあるターシャ・テューダー ミュージアム ジャパンに行った。ターシャ的なライフスタイルには程遠い日々を送っているが、妻が、同ミュージアムの前身である「絵本の樹美術館」の手伝いをしていたという縁がある。

新しくなった展示の中に、ナサニエル・ホーソーンの『緋文字』の表紙(新潮文庫版)を拡大したものがあって、これは!となった。叔父(前川直、故人)の装画・装幀なのである。ターシャは子供のころ、グウェンおばさん(実の伯母ではない)という女性に世話になっていて、彼女がナサニエルの孫だった、というつながりだそうだ。

緋文字

この展示を手がけた、ミュージアムの共同経営者である出原速夫さんは、ターシャの研究家、ペンギン基金事務局長にして、ブックデザイナーというひとである。叔父の装幀が、氏のメガネにかなったとも言える。出原さんから「世界は狭いですねえ。前川さん、そういう血筋ですか?」とも訊かれたが、親戚で美術が専門だったのは、叔父ひとりだけだ。血筋と言えば、ナサニエルの曽祖父は、悪名高いセイラムの魔女狩り裁判の判事のひとりだったそうで、『緋文字』の執筆動機にはその贖罪意識もあったのではないか、という説明も出原さんから聞いた。

この日は、ターシャさんの描く絵を見て、大人の顔には眉毛が描かれているが、子供では省略されていることが多い、ということに気づいた。たしかに子供の眉毛は薄い。なんで、そんなことを気にしたかというと、11月末に出る『折紙探偵団』の記事のため、わたしがイラストレーションを描くことになって、人物の眼の省略ですこし悩んだのである。眼をいれると一気に人物がキャラクター化して、伝えたいことの抽象性がぼけてしまう。髪型や服装にもそういうところがあって、難しい。そして、ふと思って調べたら、いわさきちひろさんの絵も、ほとんど眉毛が描かれていなかった。

◆31番
昨日は、ノルマなしというか、美術+音楽+読書の一日であった。めったにコンサートには行かないのだが、ご近所さんのすすめで、八ヶ岳やまびこホールに、若い音楽家、齊藤一也さん(ピアノ)と鈴木舞さん(ヴァイオリン)の演奏を聴きに行った。プログラムはグリーグのヴァイオリン・ソナタほか。鈴木さんの演奏はパワフルで華麗、齊藤さんのソロ演奏はベートーヴェンのピアノ・ソナタ31番で、迫力満点だった。31番は、いわゆる三大ソナタなどと違って耳馴染みがないが、かきたてられるものがあった。帰宅後、家にもCD(演奏:アシュケナージ)があったので、あらためて聴いた。自分で買ったCDなのに、聴くのは20年以上ぶりぐらいであった。そもそも、最近音楽をあまり聴いていない。グレン・グールドの演奏もあるらしいので、それも聴いてみたい。

ベートーヴェンは60歳にならずに世を去っているが、この日、本邦では、60歳になって世襲の仕事に就いたひともいた。たいへんである。

◆冠雪
コンサートのMCで、ノルウェーのグリーグを選んだのは八ヶ岳山麓には北欧の雰囲気もあるからという話があった。事実、八ヶ岳は冠雪し、今朝の観測所の会議前に、冬が近いねと話題になった。写真は、野辺山観測所の会議室から撮ったものである。

八ヶ岳の冠雪

目になれし山にはあれど
秋来れば
神や住まむとかしこみて見る
石川啄木

◆『不条理日記』
吾妻ひでおさんの訃報を聞いて、書棚をあれこれ探したのだが、『不条理日記』が見つからなかった。マンガ本をごっそり売った時期があるので、そのときに売ってしまったようだ。

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