飛行機に気づく話など ― 2018/01/12 23:50
先週末、ほぼ頭上に、ふた筋の飛行機雲を見た。位置的に、羽田から小松の便だ。そう言えば、夜間に閃光灯を見たことがあったが、いままであまり気にしていなかった。音が聞こえないためである。しかし、ほんとうに聞こえないのか、ということを考えた。
大型機の騒音は、高度1000mで80dB程度(怒鳴り声ぐらい)だそうだ。音の強さは距離の二乗に反比例する。dBは対数なので、距離が倍になると引き算になる。その値は-6dBであるという。大型機の高度は8000mぐらいあるはずで、これは1000mの2の3乗倍なので、80-3*6≒60dBという計算になる。TVの音ぐらいだ。さらに窓の遮蔽を-20dBとすると、40dBとなる。これは、小鳥の声ぐらいだ。日に数便でもあり、耳をすませないと気がつかないのは、納得の概算となった。
◆ひっかかり
登場人物が天文台で働くという関心もあって読みはじめ、いいなあと読んでいた小説。天文の話がでてきたところで、分子の意味で元素という記述が繰り返されていて、うーんとなってしまい、以下、集中して読めなくなってしまった。SFだと荒唐無稽でも案外OKなのだが、これはどういう心の動きなのであろうか。
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